片山雅博お別れの会 2011. 03. 12


於:青山葬儀所
200人以上もの友人が名を連ねて、友人葬として開催しました。会場は故人が尊敬してやまない手塚治虫さんの葬儀を行った式場です。前日に起こった東日本大震災にも関わらず350人の会葬者にご参列頂きました。
故人は、イラストレーター、漫画家、アニメーション作家として活躍した他、前日本アニメーション協会事務局長、元日本漫画家協会事務局長として業界団体のまとめ役をつとめ、さらには映画祭の審査員を歴任するなど、余人にはできない足跡を誇る大きな存在でした。「グループえびせん」代表でもあり、アニドウへの30年以上に渡る献身的な協力は言うまでもありません。

設立趣旨 2011. 03. 01

本計画は2012年5月に設立された「一般財団法人日本アニメーション文化財団」の事業に統合されます。このページの情報も順次、財団のホームページに移管されます。したがって記述の内容は、新しいページのものに改訂されます。

なみきたかし(アニドウ代表)

大正時代に始まるわが国のアニメーションも近年ますます発展の一途をたどり、海外からも熱い注目を浴びるようになりました。

しかし、その一方で映画の発達とともに手探りで技術を模索し、礎を作ってきたパイオニアの方々の訃報が重なって聞こえてくるようになりました。政岡憲三監督、もりやすじさん、岡本忠成監督などのまだまだ働き盛りの方々が惜しくも鬼籍に入られました。また、1992年に「銀河鉄道999」の美術監督椋尾篁さん、1999年には「耳をすませば」の監督近藤喜文さん、そして2000年には「風の谷のナウシカ」の作画監督小松原一男さんの三人が相次いで亡くなられました。これから仕事の頂点を迎えようという若さでの無念の最後と言うほかはありません。

アニドウではその方々の貴重な遺産が散逸することのないように、ここに世界唯一というべきミュージアムの設立を呼びかけるものです。

このミュージアムでは、古典作品の保存や諸先輩の作品資料を中心に収集することはもちろん、未来を担う作家を育てるためのスタジオとしての機能を加え、時代とともに生き続ける正にアニミズムに満ちた組織となることを目的としています。

こうした貴重な文化遺産を次代に残し、さらなる日本のアニメーション発展のためにみなさまの御協力をここにお願いするものです。