小松原一男追悼イベント「アニソン・ザ・グレート」 2011. 04. 22

[完成2000] 撮影=金子由郎・手崎信吾・川口義仁 (DV)時間=60min.演出=なみきたかし

6月24日午後4時から開催された小松原一男の追悼イベントの中でも最大のイベント、第1回小松原杯争奪と名付けられたカラオケ大会の記録。追悼にはふざけた企画だったが、出場者の熱気で故人を偲ぶ「伝説」というべき熱い夕べになった。照明、音声はシアター・コクーンのスタッフにより、ビデオプロジェクションも加わった重厚な舞台となった。これをDVカメラ三台を駆使して同時撮影。2時間余りの熱演の結果、優勝はハワイから急遽帰国した金田伊巧氏に。《関係者にのみ配布》《非売品》

このイベントについて詳しくはオープロのぺージに載っています。

2000年6月、空位となった王座(紅蓮台座)をめぐって熱い戦いが始まった!!!

曲と出場者

「不滅のマシンゲッターロボ」by 松野本 和弘

「デビルマンのうた」by 新倉賢

「いなかっぺ大将」by 南正時

「鋼鉄ジーグ」 by 遠藤 正明

「空飛ぶマジンガーZ」by 角銅 博之

「とべ!グレンダイザー」(仏語版)by ピェール・ジネル

「風の谷のナウシカ」by ペギー・ラデン

「たたかえ!ガ・キーン」by 友永和秀

「おれはグレートマジンガー」by 金田伊功

「超人戦隊バラタック」by なみきたかし

「今日もどこかでデビルマン」by 辻繁人

「ミチルの歌」by 深澤裕子

「行け!タイガーマスク」&「みなし児のバラード」by 佐々木 正広

人形と生きる−1〜川本喜八郎の世界 2011. 04. 21

[VHSセル1999] 撮影=白石景司・金子由郎・手崎信吾(ベーカム&(DV)) 時間=55min.

編集=宮口順一 ナレーション=山田典子 演出=なみきたかし

1972年に初演し、六年に渡って毎年違う演目を上演してきたパペット・ショウ、その伝説の舞台が一日、一回だけのイベントとして復活した。 これはその舞台1999年9月の「三越名人劇場」を完全収録したもの。舞台中継として客席から見たショウの完全記録。川本喜八郎氏へのインタビュー、ゲストとの対談などを通じてその足跡をたどった。(ご案内役片山雅博)

アニドウ出版史 2011. 04. 21

ここはアニドウが発行した書籍(一部ビデオなど)の年代順の一覧です。他社からの発売であっても、その制作に大きく関与したものも含めています。ほとんどが品切れ、絶版となっていますのでご注意下さい。なお、FILM1/24などの記事で特に重要だと思われるものは、本ページで順次掲載していく予定ですので、時々覗いてください。在庫の購入はAnido Web Shopにて。

アニドウ出版の歩み

創立当初は簡単なガリ版刷りの会報「アニメだより」を、東映動画スタジオの労組事務所などで制作し不定期に発行していた。活動が活発になり、ページ数を増やした会誌を発行することになり、「FILM1/24」の名を決めた(命名者は湯川高光+なみきたかし)。最初はガリ版~やがて簡易オフセットの冊子になったが、原稿は手書きで写真も不鮮明なものであった。1974年12号をもって一時休刊。

1975年からは、メンバーの富沢洋子を編集長に新「FILM1/24」がスタートし、8号からは、なみきが企画/編集に加わり本格的な活字と写真で構成する雑誌となった。(残念ながら、32号(1984年)で現在休刊中。)
「FILM1/24」が発展していく一方、会員向けのニュースを載せる「FILM1/18」も発行。現在は、1996年から「FILM1/30」として発行している。

年鑑、特集本、絵本などで他社のアニメーション関係の出版にも多数協力(「SFアニメ奇想天外(奇想天外社)」「アニメーションの本(文芸春秋社)」等)してきたことで編集経験をつんだ結果、会誌から商業的な単行本の出版にレベルアップし、「未来少年コナン」「世界アニメーション映画史」「三国志百態」などアニメーション専門書を発表した。1984年からは出版社として法人化し、当初は「ぱるぷ」と称するが後に「アニドウ・フィルム」と改称。「もりやすじ画集」(1993)を出すなど本格的な専門書を発行する。

近年は「小松原一男アニメーション画集」(2002)「椋尾篁アニメーション美術画集」(2004)、「小田部羊一アニメーション画集」(2008)、「もぐらのスタジオ」(2013年)などの豪華本に精力を傾けたために、出版点数は少ないが、地道なペースでこれからも他社に出来ない出版を進めて行きたい。
2017年には待望の「片山雅博:世界名迷作大画集」と「なみきたかし写真集 Wooden Clogs on Elétricos」を出版した。

現在「奥山玲子画集:アニメーションと銅版画」、「日本漫画映画の父 政岡憲三」、「アニドウの歩み50年史」「太陽の王子ホルスの大冒険資料集」などを編集中。

アニメだより創刊

1968 (昭和43年)

内容

杉本五郎氏宅訪問記

ノーマン・マクラレンについて

ホルス通信

1968 (昭和43年)

「ホルス」のスタッフでもあった、当時の会長相磯嘉雄(アニメーター)を中心に、制作状況を伝えたもの。

FILM1/24(旧)No.1

1971(昭和46年9月24日)(絶版)

創刊号(ガリ版刷り)

内容

創刊にあたって 相磯嘉男

月例上映会「わんぱく王子の大蛇退治」告知など

FILM1/24(旧) No.2

1971 (昭和46年10月28日) (絶版)

内容

第3回見る会大成功「やぶにらみの暴君」に600人

「太陽の王子」をぜひ見よう

関西で相次ぐアニメ上映会

FILM1/24(旧) No.3

FILM1/24(旧) No.4
FILM1/24(旧) No.5
FILM1/24(旧) No.6
FILM1/24(旧) No.7
FILM1/24(旧) No.8

1972 (昭和47年2月26日) (絶版)

内容

「消えるか長編アニメ/東映動画年間二本体制を一本体制へなるか」相磯嘉夫

「アニメひとりごと」富沢洋子

「尊敬するアニ同のみなさまへ」(マンガ)ナンダ神田

「上映会記録」

FILM1/24(旧) No.9

1972 (昭和47年9月22日) (絶版)

内容

「上映会の思い出」富沢洋子

「アンケートあなたの見たいアニメーションは?」

「なみきたかしの他己紹介」

FILM1/24(旧) No.10

1972 (昭和47年12月17日) (絶版)

内容

「特集バヤヤ王子」

「アニメーション覚え書き」藤田昇

FILM1/24(旧) No.11

1972 (昭和48年7月) (絶版)

FILM1/24(旧) No.12

1973 (昭和49年12月17日) (絶版)

内容

「アニメ・フェスティバル・ジャパンを見て」富沢洋子

「日本アニメーション史について」杉本五郎

FILM1/24(新) No.1

1975 (昭和50月10月1日)

復刊号(通刊13号)  (絶版)

内容

「全国総会・静岡終わる」

「小さなジャンボ完成」

FILM1/24(新) No.2

1975 (昭和50月11月1日) (絶版)

内容

「特集あんばらや」

「第4回パペットアニメーショウによせて」石川英明

「特別付録(イラスト)恐怖のOHプロダクション」真鍋譲二

作画:真鍋譲二(アニメーター)

当時OHプロの原画マンだった真鍋さんには、FILM1/24の「フィルムはなぜ?」のイラストも担当して頂いた。

ファントーシュ

1975 (昭和50月10月31日) (絶版)

日本初の活字アニメーション専門誌 (絶版)

川本喜八郎先生の誘いで参加したアヌシー・フェスで見た仏専門誌「ファンタスマゴリー」に刺激され、創刊を決意した。  日本初のアニメ専門誌として毎日新聞をはじめマスコミにとりあげられる。

中野区の印刷屋に72万円の費用で印刷を頼んだが、つぶれかかっていたようで職人がいなくなり経営者がなれない印刷をしたので、薄い焼きのひどい印刷物が出来上がった。  スタッフ分裂により、なみきは1号で離れ、1/24を活字化する。これ以前なみきが企画したもの(たとえば「もりやすじ特集」など)は後に実行された。

編集:なみきたかし  スタッフ:広瀬和好、須藤隆、甲谷勝

体裁:A4 44ページ 中とじ

発売:ファントーシュ編集室(絶版)

内容

「創刊にぶちあたって」なみきたかし

「アヌシーフェスティバルに参加して」なみきたかし

「映画フィルムはなぜ?」杉本五郎

「ノーマン・マクラレンの世界/目で聞き耳で見る/邦訳」

「シナリオ:わんぱく王子の大蛇退治(前)」

FILM1/24 (新)No.3

1975 (昭和50年12月1日) (絶版)

内容

「10月上映会後記謎の短編U.P.A」

「速報ワイド『長靴をはいた猫80日間世界一周』完成」

1976年(昭和51年)

FILM1/24 (新)No.4

1976 (昭和51年1月1日) (絶版)

内容

「盛況!ザ・ビギニング」

「昭和50年の収穫」おかだえみこ

「1月新番組『母をたずねて三千里』特集」

FILM1/24(新) No.5

1976 (昭和51年2月9日) (絶版)

内容

「わんぱくを35mmで見て」

「三千里を見て」

FILM1/24 (新)No.6

1976 (昭和51年3月1日) (絶版)

内容

「フライシャー小特集」

「再録:公開当時の評『バッタ君町に行く』野口久光」

FILM1/24 (新)No.7

1976 (昭和51年4月12日) (絶版)

内容

「第2回35mmで長編を見る会よみがえる『どうぶつ宝島』後記」

「最後の長編『どうぶつ宝島』」富沢洋子

「『少年ジャックと魔法使い』を見て」富沢洋子

FILM1/24(新) No.8

1976 (昭和51年5月19日)

<活字化初号>(絶版)

内容

「大塚さんのお話~ルパン三世を中心に」

「トルンカを三本も見たのです」おかだえみこ

FILM1/24 (新)No.9

1976 (昭和51年6月1日)  (絶版)

内容

「大塚さんのお話~TVアニメ/アメリカ・日本」

「シリイ・シンフォニイ~小さな星たち」おかだえみこ

「見よ!日本まんぐゎ・えいぐゎの伝統を!!-1」

FILM1/24 (新)No.10

1976 (昭和51年7月1日)

特集:わんぱく王子の大蛇退治  (絶版)

内容

「大塚さんのお話~東映長編スタッフの変遷」

「丘の風車再見」おかだえみこ

FILM1/24(新) No.11

1976 (昭和51年8月1日)

(絶版)

内容

「オーバーハウゼン受賞アニメ見たまま」森卓也

「川本喜八郎VS古川タク:世界のフェスティバルを語る」

「映画フィルムはなぜ?カラーとアニメの発達について」杉本五郎

FILM1/24(新) No.12

1976 (昭和51年9月1日)

特集:フライシャー (絶版)

内容

「フライシャー親子」望月信夫

「映画フィルムはなぜ?続カラーとアニメの発達について」杉本五郎

「アニメ全国総会を終えて」ムッシュ・ヤカン

FILM1/24 No.13&14

1977 (昭和52年3月1日)

特集:母をたずねて三千里 (絶版)

内容

「三千里各話の略筋」富沢洋子

「インタビュー/1小田部羊一&奥山玲子」

「インタビュー/2高畑勲」

「インタビュー/3宮崎駿」

「テキサス・アヴェリー」訳:望月信夫

FILM1/24 No.15

1977 (昭和52年4月4日)

特集:NFB-カナダのアニメーション  (絶版)

内容

「The Light Fantastick~カナダアニメーションの歴史」

「NFBの作家たち」訳:金春智子

「〈NFB〉と〈アニメ〉論」阿部利巳

「スタジオ見学2~シンエイ」羽仁蛮舞流

「映画フィルムはなぜ?上映会ネコの巻」杉本五郎

FILM1/24 No.16&17

1977 (昭和52年6月10日)

特集:ジョン・ハブリー追悼特集 (絶版)

内容

「わたしにとってのハブリー」森卓也

「ジョン・ハブリーのこと」伴野孝司

「ハブリー研究ノート」望月信夫

「東映動画スタジオの記録1~大塚康生氏のアルバムから」

「フライシャーと私の漫画」手塚治虫

「椋尾篁インタビュー(「母をたずねて三千里」特集4)」

FILM1/24海外版<英語版>

1977 (昭和52年6月10日)

英語版(6/10)History of Japanese Animation Films (絶版)

内容

「Puppet Animation」

「TV Animations」

「Who’s who in Japanese」

FILM1/24 No.18

1977 (昭和52年8月10日)

特集:アヌシー’77  (絶版)

内容

「アヌシー’77レポート」黒巻卿成

「アヌシーごろごろ旅日記」古川タク

「アヌシーに参加して思う」薮下泰司

「スタジオ見学4~OHプロダクション」羽仁水都子

「野鴨とペンギン」おかだえみこ

FILM1/24 No.19

1977 (昭和52年10月25日)

(絶版)

内容

「アメリカにおけるアニメーションのルーツ~第一回」

「映画フィルムはなぜ?フィルム日本昔ばなし」杉本五郎

「モデルアニメーションノート-1」高山宏

「自主作品紹介~森雅章CMシリーズ/森永チョイス」

FILM1/24 No.20&21

1978 (昭和53年1月20日)

特集:トルンカ  (絶版)

内容

「トルンカ先生の思い出」川本喜八郎

「チェコの人形映画制作の現況」川本喜八郎

「<トルンカの夕べ>にようこそ!」おかだえみこ

「トルンカ、人と作品」渡辺泰

「トルンカと私」1.中目まり子/2.下村千早/3.富沢洋子/4.大越和子

「まだまだトルンカの話、そのほか」おかだえみこ

「誤解の顛末」森卓也

「東映動画スタジオの記録2~ひこねのりおさんのアルバムから」

「映画フィルムはなぜ?立体映画の話」杉本五郎

「アニメーションのルーツ-2/J.R.ブレイを源流とする人々」伴野孝司・望月信夫

「恐竜を創る男デルガド」高山宏

FILM1/24 No.22

1978 (昭和53年3月20日)

特集:ホビットの冒険  (絶版)

内容

「『ホビットの冒険』完成おめでとう」

「これが新番組『未来少年コナン』だ!」

「映画フィルムはなぜ?フィルム以前の話」杉本五郎

「アニメーションのルーツ-3」伴野孝司・望月信夫

FILM1/24 No.23&24

1978 (昭和53年10月1日)

特集:政岡憲三 (絶版)

内容

「政岡憲三制作年表」

「政岡先生のアルバムから」

「くもとりゅうりっぷと政岡先生と私」森やすじ

「政岡先生にインタビュー」聞き手なみきたかし

「ディズニークラブの頃の思い出」渡辺泰

「アニメーションのルーツ-4」伴野孝司・望月信夫

FILM1/24 No.25&26

1978 (昭和53年12月30日)

特集:ウォード・キンボール来日  (絶版)

内容

「たったひとつの質問」おかだえみこ

「キンボールはかく語りき」(サンケイ会館)

「キンボール・イン・キョート」渡辺泰

「ご対面にしひがし」森卓也

「もうひとつの観点」政岡憲三

1979年(昭和54年)

FILM1/24 No.27&28

1979 (昭和54年6月1日)

特集:アレクサンドル・アレクセイエフ (絶版)

内容

「新作HNKオリジナルアニメWHY制作雑記」吉成真由美

「ピンスクリーンの技法」訳:吉成真由美

「アレクセイエフ雑感」伴野孝司

「アレクセイエフVSムソルグスキー」望月信夫

「映画フィルムはなぜ?アニドウ草創の頃」杉本五郎

「東映動画研究番外編太陽の王子ホルス準備キャラクター」大塚康生

「TVシリーズアルプスの少女ハイジスタッフを応援しよう!!」

「キンボール再び」鈴木伸一

未来少年コナン

1979 (昭和54年)

副題:アニメーション狂専誌FILM1/24別冊

英題:Conan,The Boy in Future

編集:なみきたかし  発行:富沢洋子

体裁:A4変形版 328ページ 並製本

協力:宮崎駿、大塚康生、山本二三

発売:アニドウ (絶版) 12月1日発行

“コナン”主要スタッフへのインタビュー集

内容

最初の放送が終了した段階でこの初監督作品を記録に残そうと企画された特集本。オール白黒の予定だったが宮崎さんのボードの素晴しさにアニドウ初のカラー印刷を決意した。(「コナン」「パンダコパンダ」「長くつ下のピッピ」など)

インタビュー(掲載順):宮崎駿、大塚康生、中島順三、丹泰彦(NHK)、早川啓二、中野顕彰、吉川惣司、森やすじ、河内日出夫、篠原征子、富沢信雄、村田耕一、才田俊次、友永和秀、山内昇寿郎、大島秀範、北島信幸、山本二三、川本征平、笠原淳二、保田道世、池辺晋一郎、三沢勝治、斯波重治

(以下声の出演)小原乃梨子、吉田理保子、山内雅人、家弓家正、信沢三重子、青木和代、永井一郎(敬称略)

宮崎監督の関与していない編集劇場版が公開されることに異議をとなえる宮崎さんの文章が巻末に掲載されている。このこともあってか、この本の出版について日本アニメーションより強い抗議を受けた。

太陽塔1/24

1979 (昭和54年)

副題:不定期刊コナン狂専誌

英題:Taiyoto 1/24

編集:”太陽塔”編集室(浦谷真人、小野田裕子、浦谷千恵、他)  発行:なみきたかし

体裁:A5版 90ページ 並製本

発売:アニドウ (絶版)

12月1日発行

“コナン”のパロディ同人誌

FILM1/24別冊「コナン」の予約者だけにプレゼントする特別付録1として出版されたもの。

小野田裕子の75ページにおよぶパロディ漫画「未来少年ハナン」が大傑作だ。

この他「コナンすごろく(ふくやまけいこ画)」などいくつかの付録が初版には付いた。

FILM1/24 No.29

1980 (昭和55年4月30日)

(絶版)

内容

「覆面座談会アニメ乞食はなぜ?第2回」

「炎の家とそばの花」おかだえみこ

「別冊コナンの編集後記」なみきたかし

FILM1/24 No.30

1980 (昭和55年11月1日)

特集「カリオストロの城」 (絶版)

内容

「カリオストロの城」ストーリーボード集(カラー)

「フライシャーに思う」宮崎駿

「Richard Williams,Reaching–An Interview–」訳:杉浦邦一

「映画フィルムはなぜ?第17回~わがアニメとの出会い-2」杉本五郎

「ジョージ・ダニング逝く」伴野孝司

SFアニメ大全集 別冊奇想天外No.11

1981 (昭和55年5月10日)

発行:奇想天外社

全体の企画、後半の編集をなみきが担当した。前半の「手塚・松本・竹宮」対談は、関知していません。

内容

「SFアニメの現状と未来/大塚康生/富野喜幸/友永和秀/金田伊功/貞光紳也」インタビュー:なみきたかし

「映像革命-コンピュータアニメーション」吉成真由美

「日本SFアニメ小史」杉本五郎

FILM1/24 No.31

1981 (昭和56年4月1日)

特集:鈴木伸一

内容

「おとぎプロの頃」横山隆一

「鈴木伸一に関する証言」1.藤子・F・不二雄、藤子不二雄A、2.手塚治虫、3.石ノ森章太郎、4.町山充弘、5.赤塚不二夫、6.泰泉寺博、7.寺田ヒロオ、8.中村伊助、9.林静一、10.森卓也、11.川本喜八郎、12.古川タク、13.相原信洋、14.永田竹丸、15.尾崎真吾、16.小野耕世、17.柳原謙一、18.半田輝雄、19.なみきたかし

「追悼テックス・アヴェリー」森卓也

「カリオストロの城ボード-2」

「ナー座談会」(「ナーザの大暴れ」について)ゲスト:吾妻ひでお、ささやななえ、高橋留美子、萩尾望都、なみきたかし

「鈴木伸一作品リスト」

「中国アニメの現状」持永只仁

「ファンタスティック・プラネットに思う」宮崎駿

「映画フィルムはなぜ?フィルムコレクターの受難Part-2」杉本五郎

「マックス・フライシャー自伝」訳:せきやよい

ふくやまジックヴック

1981 (昭和56年7月15日)

副題:FILM1/18DELUX-1

英題:Fukuya-Magic Book

著者:ふくやまけいこ 発行:なみきたかし

編集:吉成寛、武鑓久美子、本郷みつる、飯田勉

体裁:B5版 100ページ 並製本

発売:アニドウ (絶版)

人気漫画家ふくやまけいこさんの初の作品集

内容

当時、某デパートに勤めていた著者はアニドウのアシスタントとなって、デビューをめざしていた。あまりに可愛いイラストと落書きを本にしたらいいんじゃないか、ということで、アニドウスタッフの創意で同人誌の形になったもの。大変な人気で7版まで増刷した。これはアニドウ最大のヒット作かもしれない。

漫画映画と共に

1982 (昭和57年3月15日)

副題:故山本早苗氏自筆自伝より

英題:Sanae Yamamoto,An Autobiography with Animation

著者:山本早苗 発行:宮本一子

編集:武鑓久美子

体裁:A5版 136ページ 並製本

発売:アニドウ (絶版)

日本漫画映画のパイオニア山本早苗の自伝

内容

山本早苗「桃太郎」「姥捨山」などの作品で知られる監督であり、日本動画社(日動)の社長、そして日動が東映動画スタジオとなってからは制作部長として初期長編の制作を指導した。この本はアニメーション関係の記述は後半からだが、前半の当時の風俗をしのばせる生い立ちなども興味深い。この出版は娘さんである宮本(山本)一子さんの依頼で実現した。表紙はもりやすじさん、裏表紙は大工原章さんが寄稿。

月刊ベティ(創廃刊号)

1982 (昭和57年8月15日)

副題:新感少女マンガ誌

英題:Gekkan Betty

著者:(コミック)「何がジョーンに起こったか」ふくやまけいこ

「その後の姿三四郎」友永和秀

「美少女は世界の宝」いしかわじゅん

「ぱるぷちゃんの大冒険」

「サムデイ」夢野一子

「夢幻紳士―脳交換クラブ―」高橋葉介

「春の吹奏」伊東愛子

「無題」吉田秋生

「魔法通りの訪問者」中山星香

「井草絵日記」ささやななえ

「漫画長火鉢」勝川克志

「ファイナル・ゲーム」鈴木伸一

「一コマ劇場」古川タク

「なつかしい時代」北島信幸

「ブロークン・ハーツ・パッケージング」飯面雅子

「セメダインボンドとG17号」はらひろし

「ロザンナ」やなせじょうじ

「風の冥想」なかむらたかし

「シャーロックホームズ」宮崎駿・近藤喜文・友永和秀

「わが青春のフロレーシア」金田伊功

(イラスト寄稿)もりやすじ、宮崎駿、さべあのま、才田俊次、奥山玲子、小松原一男、小田部羊一、古川タク

編集:なみきたかし/小口宏

体裁:A5版 336ページ 並製本

発売:アニドウ 発売中

超豪華な執筆陣で作られ一号だけの雑誌

内容

執筆者の半分は漫画家、半分はアニメ畑からの漫画デビューというアニドウならではの迷企画が話題を呼んだ。 「シャーロック・ホームズの冒険」のカラーボードをオールカラーで29点収録。(作画は宮崎、近藤喜文、丹内司、友永和秀の各氏) ふくやまけいこの「何がジョーンに起こったか」初出。テレビの「姿三四郎」の作画監督をした友永和秀が描く「その後の姿三四郎」は傑作。なお、鈴木伸一先生急病のためとして代作した”呂鳩眩”(ロバト・クラム)氏は、鈴木先生本人です。

川本喜八郎/三国志百態

1984 (昭和59年)

英題:Puppets for “The Romance of The Therr Kingdams”

著者:川本喜八郎 監修:立間祥介 編集:なみきたかし

体裁:A4変形版 256ページ特製ケース入り  豪華上製本

写真:田村實・南正時

定価:10,000円(本体) 4-938543-80-X C0072 P10000E

発売:有限会社アニドウ・フィルム(旧社名ぱるぷ)(地方小出版流通センター取扱品)

1984年1月26日 初版発行 品切 (1996年12月16日 5版発行)

既刊との変更箇所

1)(加筆)著者(川本喜八郎)略歴

2)(追加)編集者あとがき by なみきたかし

NHK人形劇「三国志」の唯一の写真集

内容

ファンの間で幻の豪華本と噂されて来たこの写真集は、作家川本喜八郎と、長年コンビを組んでいる名カメラマン田村實の両者が特写した英雄群像です。登場するキャラクター達の数は140体以上に及び、どの写真も動きださんばかりの迫力に満ちており、その人物の生き様、そのドラマを感じされるものばかりです。

写真以外の特別寄稿も、作者の川本喜八郎が語る人物像や飯沢匡の「人形劇今昔」、NHKプロデューサー久保田弘の「人形劇三国志の誕生」、作家立間祥介の「三国志あらすじ」、アン・ヘリングの「アニメーションの魔術師」など多彩な論評でこの本を豊かにしています。

FILM1/24 No.32

1984 (昭和59年7月7日)

特集:ユーリ・ノルシュテイン (発売中)

内容

「チャックジョーンズ・インタビュー」望月信夫&なみきたかし

「ノルシュテイン・インタビュー」高畑勲

「J.R.ブレイ自伝」訳:せきやよい

「フランク・トーマス&オーリー・ジョンストン講演会」

「桃太郎の海の神兵を語る」瀬尾光世、手塚治虫、他

何がジョーンに起こったか

1984 (昭和59)

英題:What Happened to Joan?

著者:ふくやまけいこ 編集:なみきたかし

体裁:A5版 134ページ 上製本

定価:880円

発売:アニドウ・フィルム

1984年年9月20日 初版発行 絶版

写真は中表紙

内容

「すてきな瞳(カラー)」「女の友情」「雪影」「月夜の話」「夕暮れの時計(カラー)」「猫町スケッチ」「地下鉄のフォール」「プラネタリウム」「何がジョーンに起こったか」以上9編収録。カバー下の表紙は「ファンテール」よりカラーイラスト。

ぱるぷちゃんの大冒険

1985 (昭和60)

英題:The Adventure of “Amazing Beauty” Pulp

著者:吾妻ひでお 編集:小口宏

体裁:A5版 156ページ 上製本

定価:1000円

発売:アニドウ・フィルム

1985年2月25日 初版発行 発売中

写真は新装版の表紙

内容

「宇宙の英雄マッド・ファンタスティック・シリーズ」「ぱるぷちゃんシリーズ」「ドクター・アジマフシリーズ」以上11編収録。単行本未収録作品のみで構成

「白雪姫」コレクション

1985 (昭和60年)

副題:ディズニーコレクション

英題:Disney Collection/Snow White and Seven Dwarfs

編集:童夢、なみきたかし、小林準治、高橋良平

執筆:手塚治虫、里中満智子、なみきたかし

体裁:A4変形版 64ページ 並製本 680円

発売:講談社 (絶版)

「白雪姫」の画面写真を駆使したビジュアル本

内容

「白雪姫」のフィルム・ストーリーだ。この本のためにニュープリントの35mmフィルムを焼いて、それを切り刻んで作ったもの。往年のディズニー・ファンには出来ない所業の結果である。継母が多いのは(それも変身シーンが!)編集者の趣味であろう。 出来上がってから何故か白い部分が完全に真っ白に製版で抜かれているのには、驚いたが何故なのかいまでも不明。

世界アニメーション映画史

1986 (昭和61年)

英題:The Animation Films of The World

著者:伴野孝司&望月信夫 監修:森卓也 編集:なみきたかし

体裁:B5版 376ページ 写真約600点 上製本

表紙:はらひろし イラストレーション:片山雅博

定価:6500円(本体) ISDN:938543-50-8 C0074

発売:有限会社ぱるぷ(右の名称に改組)→アニドウ・フィルム

映画ファン必携の一冊

内容

アニメーションの歴史を詳述した日本初の著作。「月刊アニメージュ」およびアニドウのFILM1/24などの連載を基に大幅に加筆集大成したもの。豊富な図版で世界アニメの軌跡を辿る労作といえる。 各章は国別になっており、ほとんど各ページに写真がある。なかでも著者の愛するテックス・アヴェリーとその一派には特別に一章あてられている。

「原稿用紙850枚に及ぶ労作だ。写真、図版も豊富に入っていてアニメファンならずとも蔵書の一冊に加えたくなるしろもの」(中日新聞’86.7.28)

「この出版は有意義であり、情報量のつめこみ方に感心した。一種のガイキチ本である。」(キネマ旬報61年8月下旬号”小林信彦のコラム”)などなど発売直後から圧倒的な賛辞をあびている。

LD 話の話/ユーリ・ノルシュテイン

1986 (昭和61年)

副題:アニメーション・アニメーション・シリーズ

解説:高畑勲、森卓也

ジャケットデザイン&解説編集:なみきたかし

発売:パイオニアLDC

1986年2月25日 初プレス発売

LDシリーズ第一弾!

このレーザー・ディスクのシリーズでは企画段階から相談を受け、取り上げるべき作家と作品などについて助言した。特に最初の2枚は強い推薦をして同時収録の短編まで希望を通してもらった。さらにジャケットのデザインと解説パンフの編集をしてLDCのデザイン室橘さんには迷惑をかけた。裏面のフィルムがサークルになっているところが我ながら気に入っている。これは、後の日本の作家シリーズまで使用している。なお三枚目の「ファイアー&アイス」は当然、関係ない!

LD 真夏の夜の夢/イジィ・トルンカ

1986 (昭和61年)

副題:アニメーション・アニメーション・シリーズ

解説:川本喜八郎

ジャケットデザイン&解説編集:なみきたかし

発売:パイオニアLDC

1986年3月25日 初プレス発売 絶版

LDシリーズ第二弾!

いくら黎明期とはいえ、トルンカを出した勇気をいま称えたい。ちょっと強引だったけれど、シェイクスピアですから…。「バヤヤ」を薦めたら、替わっていたかもしれない。 アニドウから出す予定なので、当時からわざと候補にあげなかったのです。これは今3万くらいしているらしい。

パンフレット 《TOKYO’87》

1987 (昭和62年8月27日)

TOKYO’87

内容

「追悼杉本五郎」なみきたかし

「和田誠フィルモグラフィー」片山雅博

はれときどきぶた

1988 (昭和63年5月20日)

副題:アニメえほん

英題:HAREBUTA,The Animated Movie

編集/デザイン:なみきたかし 原作:矢玉四郎

体裁:A4変形版 120ページ 上製本

定価:1800円(税込) ISDN:4-265-80060 C8079

発売:岩崎書店

オールカラーのフィルム・ストーリー

内容

オープロダクションの制作した長編アニメ「はれときどきぶた」(監督:平田敏夫、作画監督:小松原一男)の上映協力をした縁で、フィルムを再構成したこの本の編集を手伝うため、江戸川橋の岩崎書店に通った。レイアウトはほとんど、なみきが担当。真っ四角な面白みのないデザインを提供している。なお奥付にえらそうな文章が載っているが、本人の希望ではなく、現作者矢玉先生の指示によるもの。アニドウの自主出版と違って遠慮なくカラーを使ったので、この値段では安すぎるというものですが、あまり売れなかったようです。すみませんでした。

編集者あとがき「編集にあたって」なみきたかし

映画をあつめて

1990 (平成2年8月22日)

副題:これが伝説の杉本五郎だ

英題:All of My Life for Animation and Cinema

著者:杉本五郎 編集:なみきたかし

体裁:A6版 448ページ 上製本

表紙:片山雅博

定価:2980円(税込) ISDN:4-582-28222-9 C0074

発売:平凡社 (品切)

映画ファン必携の一冊

内容

アニメーションと映画のコレクションの一生をかけた伝説的人物、アニドウの創世紀からの顧問、杉本五郎の遺稿集。「FILM1/24」「ファントーシュ」「月刊アニメーション」などの連載をまとめたもの。

推薦文:

放送作家として、また小説家として、僕が杉本氏のフィルム・コレクションから得たものは、あまりにも大きい。そこには近代の文化と歴史のすべてが映像として実在していた。(景山民夫)

もりやすじ画集

1993 (平成5年)

英題:YASUJI MORI Master Animator- His Animated Drawings

著者:もりやすじ 編集:なみきたかし

体裁:A4版 248ページ 特製ケース入り  豪華上製本

寄稿:ひこねのりお 資料提供:坂本勇作、大塚康生、高畑勲、他

定価:(本体)9,709円 (税込)10,194円 4-938543-30-3 C0071 P9709E

発売:アニドウ・フィルム (地方小出版流通センター取扱品)

動画と童画の芸術

内容

前半は児童雑誌のための童画を紹介する構成で伝説の雑誌<汢謠ュ年>の表紙画から「いたずらぴーぼ」、月刊<別冊幼児と保育>表紙画集、劇のための美術デザインなどを満載しました。

後半部分はアニメーションのための作画を特集し、初公開の企画ボード「アリババと40匹の盗賊」「動物たちの話した “聖夜”」のカラーボードを中心に東映動画スタジオ作品の資料はもちろんのことコミックや貴重なもりさんの原画を収録しています。東映後のTV番組のための設定や企画のスケッチには、貴重なものが多くあり、巻末には創作の歩みを貴重な写真で掲載し活気あふれる東映動画スタジオの様子などが偲ばれます。さらに略歴、個々の収録図版についての解説も付記されています。

主な掲載作品

表紙画=「漫画少年」( 学童社)「別冊幼児と保育」(小学館)

絵本=「ふしぎなかばん」(講談社)「へんしんバットのひみつ」(岩崎書店)「世界名作カラー絵本」(ポプラ社)「ハリエモンのくすりはおいしいか?」(徳間書店)

舞台美術=木馬座公演 など

アニメーション作品

動画=「こねこのらくがき」「白蛇伝」「少年猿飛佐助」

キャラクターデザイン=「わんぱく王子の大蛇退治」「長靴をはいた猫」「太陽の王子ホルスの大冒険」ストーリーボード=「どうぶつ宝島」「フランダースの犬」

キャラクター原案=「アルプスの少女ハイジ」 など

構成「目次」

「ごあいさつ」もりやすじ

「序文:もりさんについて」ひこねのりお

「編集あとがき」なみきたかし

FILM1/30 No.1

1995 (平成7年6月1日)

FILM1/30 No.2

1996 (平成8年1月27日)

FILM1/30 No.3

1996 (平成8年5月2日)

FILM1/30 No.4

1997 (平成9年3月)

FILM1/30 No.5

1998 (平成10年6月)

FILM1/30 No.6

1999 (平成11年5月)

写真集ANIMATED PEOPLE in PHOTO

2000 (平成12年6月16日)

著者:なみきたかし

体裁:A5版 112ページ  豪華上製本

定価:(本体)2,000円

FILM1/30 号外

1999 (平成11年7月)

FILM1/30 No.7

2000 (平成12年11月)

アニドウ・パンフレット「What’s ANIDO?」

2002(平成14年2月13日)
編集:なみきたかし
イラストレーション:片山雅博/南家こうじ
デザイン:彦根大助

ミュージアム設立プロジェクト・パンフレット「アニメーション・ミュージアムを作ろう!」

2002(平成14年2月13日)
編集:なみきたかし
デザイン:彦根大助

小松原一男アニメーション画集

2002 (平成14年8月)

英題:Kazuo Komatsubara Animator the Great

著者:小松原一男 責任編集:なみきたかし デザイン:彦根大助

体裁:A4版 160ページ  豪華上製本

寄稿:りんたろう、松本零士、永井豪 監修=小松原ナオ子・村田耕一

定価:(本体)4,800円

発売:東急エージェンシー(担当=川口義仁)

椋尾篁アニメーション美術画集

2004 (平成16年3月)

英題: MUKUO Takamura: The Art of Animation

著者:椋尾篁 責任編集:なみきたかし デザイン:彦根大助

体裁:160P B4変形(255×284mm) 上製本 布クロス

監修:椋尾圭子/窪田忠雄 序文:りんたろう/高畑勲

定価:(本体)8,000円

編集・発売 アニドウ・フィルム

「日本漫画映画の全貌 」図録

2004 (平成16年6月)

執筆:大塚康生、高畑勲、叶精二、五味洋子、唐沢俊一、氷川竜介、金田益実、松野本和弘、星まこと、グエン・イラン

監修 大塚 康生/編集監修 なみきたかし

編集 松野本 和弘/協力 菅沢 悦子

デザイン 彦根 大助/撮影 金子 由郎

もぐらノート~もりやすじ画集2

2006 (平成18年3月)

序文:高畑勲 発売:アニドウ・フィルム

定価:¥4,800+税 体裁:160ページ A4 上製本

発行日:2006年2月3日

アニドウ創立40周年記念冊子「アニドウの歩み40年」

2007 (平成19年4月)

内容:アニドウ設立40周年を記念して、これまでの歩みを多くの写真で綴った記念冊子。

(全ページ白黒)

絵本 ツェルセルーシュカ

アニメーション「ハンガリアン・フォークテイルズ」の中の同名の一編を監督自ら絵本化したもの。マリア・ホルヴァットのステキなイラストレーションが美しい。アニドウ初めての絵本。

小田部羊一アニメーション画集

2008 (平成20年8月)
Yoichi Kotabe:Legendary Animator – His Animated Drawings

著:小田部羊一
責任編集:なみきたかし
序文:高畑勲
監修:奥山玲子
A4縦ワイド297×230 300ページ
特製クリヤーケース入り ISBN 9784938543341
販売価格: 15,120円 (税込)

半世紀にわたり常に日本アニメーション界の第一線で活躍し「パンダコパンダ」「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」などのキャラクターを生み出した天才アニメーター・作画監督の業績を集大成しました。東映動画スタジオ時代の長編「わんぱく王子の大蛇退治」「太陽の王子ホルスの大冒険」「長靴をはいた猫」「空飛ぶゆうれい船」「どうぶつ宝島」「龍の子太郎」などの歴史的名作の原画、スケッチも多数収録。アニメーター・演出家はもちろん、全てのアニメファンに贈る無二の一冊です。 著者の語り下ろしによる解説も詳しく、アニメーションの魅力の源泉を明らかにしています。

オープロ40年思い出のアルバム

愛と希望の下請けプロダクション

2010 (平成22年5月)

責任編集・デザイン なみきたかし

もりやすじの世界展(丸善) 公式図録

2011 (平成23年7月)

丸善丸の内本店ギャラリーで開催された「もりやすじの世界展」の公式図録として出版されたもの。

寄稿:
森淳(ご子息)
馬場淑子(ふしぎなかばん作者)
インタビュー:佐藤昭司(プロデューサー)
中島順三(プロデューサー)
【新たに収録された作品】
紙芝居「まんまる山のもんたくん」「ぽーちゃんの三りんしゃ」
名作絵本、「別冊幼児と保育」表紙画などからはこれまでの画集に収録されていないイラストレーション
「ハイジ」誕生前の豊富なキャラクタースケッチ
※アニメーションに関しては、今回のカタログでは企画段階の作品のみ掲載されています。

もぐらのスタジオ

2013 (平成25年8月)

もりやすじさんのお仕事を後世に伝える画集もついに3冊目!アニメーター向けに編集された今回の画集もまたアニドウ渾身の出版です。

責任編集 なみきたかし
ブックデザイン 彦根大助

序文:小田部羊一・森淳
編集:アニドウ
編集協力:森淳、本庄裕貴
資料提供:日本アニメーション文化財団
大塚康生、奥山玲子、池田宏、相磯嘉男、他
体裁:A4版変形(横)上製本 カバー4C 304ページ
ISBN-13: 978-4938543358
販売価格: 8,640円 (税込)

片山雅博世界名迷作大画集〜アニメーテッド・ピープル

2017 (平成29年5月)

本書は、2010年に惜しくも亡くなってしまった僕らの親友、片山雅博氏の初の、そして最後の画集です。

編者:なみきたかし
ブックデザイン:なみきたかし・彦根大助
序文:古川タク・秋山孝
体裁:A4変形判 A4の上下部を切った形 W220mm× H277mm
上製本クロス装幀/箔押し
ページ数:304P 4Cカラーと1C白黒ページが半々くらいです。
ISBN978 – 4-938543-37-2
販売価格: 8,000円 (本体価格)

【写真集】 Wooden Clogs on Elétricos 〜 下駄と路面電車

2017 (平成29年10月)

なみきたかし二冊目の写真集。1999年から今年までに撮影した、トラム(Elétricos )と人間という構成の視点で選んだものです。
”西荻のドアノー”と勝手に自称し、友人に嘲笑されているボクですが、出来栄えはともかく目指す方向だけはドアノーということで、街の人々の姿をとどめたいと狙ったものです。どの出逢いも一瞬ですが、それを限りない時間に引き伸ばすことができるのではないかと望みは高く狙ってみました。

著:なみきたかし
ブックデザイン:なみきたかし
体裁:A4変形判 ページ数:160P
発行:日本アニメーション文化財団/アニドウ・フィルム
販売:アニドウ・フィルム
販売価格: 3,000円 (本体価格)
978-4-938543-81-5

【画集】 奥山玲子銅版画集

2019 (令和元年9月)

Reiko Okuyama: The Last Phase Reached by the Legendary Animator – Her Marvelous Copperplate Printed Pictures

長年トップアニメーターとして活躍した奥山さんですが安住することなく常に新しい表現を求めて苦闘の挑戦を続けた生涯でした。晩年に最も力をそそいだ銅版画の傑作をまとめて独立した画集としました。著:なみきたかし

著 奥山玲子
監修 小田部羊一
責任編集 なみきたかし
ブックデザイン:彦根大助
体裁:A4判 ページ数:96P
発行:アニドウ・フィルム
販売価格: 3,000円 (本体価格)

ISBN 978-4-938543-38-9

人形と生きる−2〜操演の名人たち 2011. 04. 20

[VHSセル1999] 撮影=白石景司・金子由郎・手崎信吾(ベーカム&(DV)) 時間=58min. 編集=宮口順一 ナレーション=山田典子 演出=なみきたかし

三越名人会での舞台で復活したパペット・ショウ。人形達を操る真の演技者、操演者たちの努力を描くドキュメント。操演者たちは「三国志」「平家物語」などの大河人形ドラマは無論、NHKのその他の子供向けの人形劇ほとんどを長年手がけているプロ中のプロばかり。稽古、ゲネを通じての素顔と人形にかける情熱に注目した。ショウの舞台はバックステージより撮影し、操演者たちの動きを記録するため、カメラ三台を使用した。 《VHS発売中》

三国志の魅力 2011. 04. 19

[VHSセル1999] 撮影=高橋哲也、他 時間=30min.演出=佐藤嘉晃・なみきたかし

人形美術家川本喜八郎さんが三国志への熱い思いを語る特別インタビュー。川本邸にて1997年7月、撮影。CD-ROM「三国志百態for Digital」のために収録した素材に、アトリエの様子を加えて再構成したもの。「人形と生きる」と合わせて発売された。

ビデオジャッケットデザイン=なみきたかし ISBN4-938543-82-6

詳しくは三国志の魅力

アヌシー・フェスティバル 1997 2011. 04. 18

《編集中》 撮影=なみきたかし (DV) 演出=未定

世界最大の国際アニメーション・フェスティバル、フランス・アヌシー映画祭の記録

貸出要項(詳細) 2011. 04. 17

ご利用手順 (2014.2.5)

1)お問合せ
電子メール、電話などでお探しの題材をお問合せください。(担当:なみきたかし)
●メール filmアットマークanido.comまたはanido-namikiアットマークezweb.ne.jp
●電話03-5761-8924(担当:なみき)
またはFAXでも受け付けます。(素材の数が多い場合など)
●FAX(電話と同じ番号) 03-5761-8924 原則として中一日で調査しますので、再度お電話下さい。

2)ご回答
調査の結果 素材の有無をお答えします。希望の場合は試写日を決定して下さい。
ある程度、内容について判断できる方がお出で下さい。

3)試写&引き渡し
荻窪または浦和へ来社頂き、ベーカムをそのままお持ち帰り頂き、御社内にて確認して頂く場合が多いです。 またはスティーンベックの試写で16mmフィルムを確認、またはベーカムをモニターで確認していただきます。 OKならばそのままお持ち帰り頂き,フィルムの場合は現像所でテレシネ作業を進めて下さい。ベーカムの場合はそのままお使いください。 (テープ全体のCOPYはお断りいたします) 基本的に素材は16mmポジ・フィルム、またはベーカムです。
当社の「借用書」に記入して頂きます。全ての料金は後日請求書をお送りしますので、当日のお支払いは無用です。
※バイク便などでお送りすることは致しません。

4)フィルム(ベーカム)の返却
貸し出し期間は最長6日間です。フィルムの場合は直接小社へ人手でご返却願います。 宅急便などは利用しないで下さい。 ベーカムの場合は、返却は郵送・宅急便でかまいません。(必ず浦和本社へ御送りください)

5)使用秒数のご報告
編集終了後、貸出時にお渡ししてある「使用報告書」で、使用秒数をご報告下さい。それに基づき請求書を発行いたします。

6)ビデオテープの納品/使用報告書の提出
番組完成(編集)後、報告書と下記の同録をご郵送下さい。
A)番組同録映像 DVD-R
B)フィルムから起こした場合のテレシネテープ(ベーカム、又はデジベなど)

7)請求書郵送
テープにて秒数確認の後、請求書を発行します。

(ご注意)

●番組テープの納品 該当の番組(最終的にご使用にならなかった場合も)同録DVDを見本としてお送り下さい。
●テレシネテープの納品 ベーカム(デジベ)などへテレシネされた素材ビデオテープは、編集完了後当社へ納品願います。御社が再度同素材を使用される場合には、そのテープを貸し出しますので、再度テレシネ作業を行なう必要はありません。
●テレシネ製作 ・30分程度(1200フィート)のロールは全尺テレシネしてください。 31分以上のロールは必要箇所からの分数指定で作業願います。
●返却について フィルムは期限までに必ず手渡しでご返却ください。(郵送不可) 同録DVDなどテープは郵送でけっこうです。(使用報告書を添えて下さい)
クレジット 秒数に関わらず当社の協力クレジットを表示して下さい。 (エンドロールまたは貸出映像表示中)表記は原則として「アニドウ・フィルム」です(ウは小さくありません)。英文の場合は[ANIDO FILM]などとなります。
●肖像権・音楽著作権など弊社が管理していない諸権利は、御社にて直接許諾を得るようにして下さい。
●取扱注意 古いために収縮しているフィルムがあります。御社内において映写機その他で試写しないで下さい。破損する恐れがあります。 いずれも貴重な映像資料ですので、十分注意して取り扱って下さい。切断等事故のあった場合は該当箇所に紙片を挟み、その旨付記して返却して下さい。無断で接合など補修をしないで下さい。
●流用禁止 利用はお申し込みの番組、回に限り、他の回、番組への流用は出来ません。
●御社の責任 問題の起きた場合、部署、所属に関わらず御社全社の責任と看做し、以後ご要望にお応え出来ないことがあります。
●予算上のご相談 VP制作などで予算が限られている場合、必ず貸し出しの事前にご相談下さい。

ザグレブ・フェスティバル 1998 2011. 04. 17

《編集中》 撮影=金子由郎 (DV) 演出=未定 6月17日からアヌシーと並ぶフェスティバル、クロアチア共和国の首都ザグレブへ「この星の上に」のメインスタッフ片渕素直、南家こうじ、なみきたかしの三人が参加した記録。ザグレブの町の様子とフェスティバルの実際。2000人を越える大ホールでの上映やイタリアの巨匠ボゼットの特集上映、受付の美女軍団など見所満載のレポートです。片渕監督の後にアリーテ姫につながるロケハンなども見逃せません。

使用報告書 2011. 04. 16

素材ご使用後(番組完成、放映後)、この用紙とDVD-Rをお送りください。請求書を発行いたします。

使用報告書ダウンロード

アヌシー・アニメーション・フェスティバル1999 2011. 04. 16

《編集中》 撮影=金子由郎 (DV) 演出=未定

1999年6月に行われたフェスティバルのレポート。日本特集ということで古典フィルム上映や、資料展示なども開催され,国際審査員として招聘された、なみきたかし氏が世界の最新作の中からグランプリを選出する活躍(?)を追った。「絵は美しく、”真夏の夜のジャズ”のような構成で」というプロデューサーの指示で、カメラマンは早朝から深夜まで市内を撮影した。パリ編ではマンガ・ショップおよび「ANIMELAND」編集部も訪問。ゲストとして映画祭に参加された大塚康生さんともにアニメ・スタジオ訪問や学校での特別授業などを交え、楽しく真面目に国際文化交流を進める模様をおさめた。

素材借用書 2011. 04. 15

下記の用紙をダウンロードして、番組名などご記入の上ご持参ください。借用素材のナンバー、タイトルはお引き渡しの時にご記入頂きます。

借用書ダウンロード

カチカメット・アニメーション・フェスティバル1999 2011. 04. 15

《編集中》 撮影=金子由郎 (DV) 演出=未定

広い草原を疾走する馬!ハンガリー大平原のフェスティバルの話題は、牧場でのショウと食事につきました。グヤーシュという煮込みスープに、民族舞踊、最後は観客も一緒に輪になって踊り出しました。古都カチカメートの穏やかな風景を交えて、フェスティバルの授賞式などももちろん記録しました。

ハンガリーアニメ配給 2011. 04. 15

Meets the Hungarian Animation!

アニドウでは海外のアニメーションを輸入、配給しています。

近年はハンガリーのアニメーションに力をいれ、短編作品を2本の上映プログラムと4巻のDVDで紹介しています。

DVDハンガリーアニメ傑作選

Aプログラム

ケレシュテス・ドーラ作品

ムーン・フィルム Moon Film 1979 5min ★字幕あり

マジック Magic1985 5min ★字幕あり

イチ、ニ、サン One-Two-Three 2005 4min

マリア・ホルヴァット作品

夜の奇跡 The Miracles of Night 1982 9min ★字幕あり

ドアNo.8 Door No.8 1983 1min

ドアNo.9 Door No.9 1983 1min

KAFF オープニングフィルムSignal films of KAFF1985-1995 3min

静寂 Stills(Drawings about a Landscape of a Life) 2000 6min

イシュトヴァーン・オロス作品

マインド・ザ・ステップ!Mind the Steps! 1989 6min

ザ・ガーデン The Garden 1993 6.5min

叫び Cry! 1995 3min

ハンガリアン・フォークテイルズ

「フィドルになったお姫さま」The Poor Man and His Fiddle/

「少年の見た夢」Dyer’s Apprentice

「貧乏な男と悪魔たち」Seven at One Blow

「妬みの報い」The Round Stone

「双子の王子の冒険」The Prince who Turned

「貧者と利口な馬」The Poor Man and His Horse


Bプログラム

ケレシュテス・ドーラ作品

顔 Faces 1996 4min

ゴールデン・バード Golden Bird 1989 13min ★字幕あり

柳の微笑み Smiling Sad Willow Tree 2001 3min

ナンダ、ナンダ? De Profundis 2002 3min

マリア・ホルヴァット作品

グリーンツリー・ストリート66番地 Greentree street 66. 2002 8min

イシュトヴァーン・オロス作品

ブラックホール–ホワイトホール Black Hole – White Hole 2001 4min

タイム・サイト Time Sights 2004 10min

ハンガリアン・フォークテイルズ

「かくかくしかじか」The Little Rooster

「靴をはきつぶす王女たち」The Slipper Tearing

「天使の羊」Angel Lambs

「とんまな妻」Szusza

「金の毛の小羊」The Lamb with Golden Hair

「魔法の南京錠」The Magic Padlock

「ツェルセルーシュカ」Cerceruska

作家紹介

ケレステシュ・ドーラ

Keresztes Dora

ブダペストのハンガリー・アート&デザイン大学でイシュトヴァーン・バログ、ジョルジー・ハイマン、ヤーノシュ・カス、エルノ・ルビクに師事。主に子ども向けの本や現代文学の装丁とイラストレーションを手がける。その後、映画や舞台のポスターに興味の中心が移り、ブダペストの芸術雑誌「ミューズ」のアート・ディレクター、デザイナーを務める。デザインの仕事の傍ら、美術家、舞台芸術家、アニメーション作品の監督としても活躍。その作品は国内外の展示やビエンナーレ、映画祭に多数出品されている。映画監督としてパンノニアフィルム・スタジオに所属し、ハンガリー・イラストレーター協会の副会長、ハンガリー・ポスター協会の設立者の一人でもある。デザイナーとしては独自のスタジオを持ち、フリーランスの活動を行っている。

イシュトヴァーン・オロス

Istvan Orosz

1951年ハンガリー生まれ。ブダペストのハンガリー・アート&デザイン大学(現モホリーナジー・アート&デザイン大学)で、イシュトヴァーン・バログ及びエルノ・ルビクに師事。1975年に卒業後、舞台美術家として活動を始め、アニメーター、監督としてもアニメーション作品を発表。画家、版画家、ポスターデザイナー、イラストレーター、俳優としてもよく知られている。だまし絵や二重の意味を持つイメージを好み、木版やエッチングといった伝統的な版画の技術を用いつつ、幻想的なアプローチを得意とする。アナモルフォーシス(歪み絵)の復活にも取り組んでいる。

マリア・ホルヴァット

Maria Horvath

ハンガリーを代表するアニメーション作家であり、著名なイラストレーター。

1952年西部のペーチェ生まれ。高校で彫金を学んだ後、1971年のカチカメート・アニメーション・スタジオの創立に参加する。美術的な短編アニメーションと平行してテレビシリーズの監督も務めている。緻密なアニメーションの動きと詩の共鳴を基調とした美しい作風には国際的にも評価が高い。

ナジ・ラヨシュ

Nagy Lajos

1956年現ルーマニア領のマロシュヴァーシャールヘイ Marosv?s?rhelyに生まれる。コロジュヴァール Kolozsvárのイオン・アンドラーシュ美術大学グラフィック科を卒業。1989年より監督としてカチカメート・スタジオで働いている。
代表作:「ハンガリアン・フォークテイルズ 第4シリーズ」(1989年共同監督)、Albert,the Nature Know Best(1996年共同監督)、The Widely Travelled Little Mouse(1996年共同監督)、「おサルのはなし」A Monkey’s Tale(1999年アニメーション監督/フランスとの合作)、「ハンガリアン・フォークテイルズ 第6シリーズ」(2005年共同監督)。


協力番組 2002-2003(一部) 2011. 04. 14
トゥーロン・カルトニスト2001 2011. 04. 14

[完成2001] 撮影=なみきたかし・菅沢悦子 (DV)時間=60min.演出=なみきたかし

2001年4月27~29日にフランス・ツゥーロンのCARTOONISTというアニメ+特撮フェスティバルの記録。アニドウで協力して「小松一男原画展」が開催されたので、小松原ナオ子未亡人と共に参加した。スペクトルマンの主演成川哲夫さん、宇宙刑事ギャバンの大葉健二さん、シャリバンの渡洋史さんなどと楽しい団体行動となったので、変身ポーズの数々も収録されている。コスプレ大会、カラオケ大会、フランス語の「グレンダイザー」の主題歌コンサートも。《関係者にのみ配布》《非売品》

このイベントについて詳しくはオープロのぺージに載っています。

アヌシー・アニメーション・フェスティバル2001 2011. 04. 13

《編集中》 撮影=なみきたかし (DV) 演出=未定

特集はイギリスアニメーションで、アードマンの大規模な展示が行われたフェスティバルの記録。丘の上で行われたパーティの様子など。

にほんまんがえいがはったつし 2011. 04. 13

日本漫画映画の全貌<特別映像>

これは、戦前、東映動画、ジブリなどあらゆる日本のアニメーションから名シーンを選び出して構成し、新しく製作した「漫画映画博士」が語るという<教育アニメーション>です。
12分 東京都限代美術館にて公開中(「全貌」展会場内特設シアターにて)
15分おきに自動スタートする特製映写機を作りました!

企画 「日本漫画映画の全貌」実行委員会
製作 アニドウ・フィルム/オープロダクション
脚本 なみきたかし
作画監督・キャラクターデザイン つじしげひと(オープロダクション)
原画 辻 繁人、山田飛鳥
動画 辻仁子 一之瀬美鈴 加来由加里 関原美奈子 佐々木祐子 伊藤真理子 廣田和佳 森山悠二郎 大森尚貴 内藤嘉人 鹿間貴裕 藤原よしえ 川添博基 オープロダクション
デジタル彩色 佐々木祐子 岡林恭子(オープロダクション) 菅沢悦子
デジタル撮影 工藤たかし
CG協力 藤本栄子

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切紙アニメーション
原画、アニメーション 岡林恭子(オープロダクション)
動画、切り抜き 森山悠二郎
撮影 金子由郎
撮影協力 村田耕一(オープロダクション)
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声の出演 博士 永井一郎(青二プロ)

協力 スタジオジブリ 東映 東映アニメーション トムス・エンタテインメント テレコム・アニメーションフィルム マッドハウス 日本映画新社 松竹 プラネット映画図書館 オープロダクション スタジオ4℃ イマジカ ヨコシネ・ディー・アイ・エー エキスプレス 青二プロダクション アニドウ
東京都現代美術館 日本テレビ放送網

機材提供 セルシス EPSON

編集 小俣孝行 西村康弘 ネオP&T
MA 富永憲一 富野舞 ネオP&T
音響効果 石野貴久 サウンドリング
協力 深井英里子 長谷川ひとみ 田中直哉 槙原彰治 三笠修 茂木孝浩
製作 田中千義 菅沢悦子
製作協力 オープロダクション
制作 アニドウ・フィルム
演出 なみきたかし 辻 繁人(オープロダクション)

日本漫画映画の全貌 2011. 04. 13

「全貌」は2004年に東京と神戸で開催された展覧会、日本最初のアニメーション=漫画映画が大正時代に作られてから現代まで、脈々と流れるその魅力の原点を、貴重な資料と作品上映でさぐる画期的な試みでした。

2004年7月15日(木)~8月31日(火) 終了

東京都現代美術館

2004年12月29日~2005年1月15日 終了

神戸大丸百貨店美術館

主催 東京都現代美術館/日本テレビ

企画:アニドウ  製作協力:スタジオジブリ

監修:大塚康生  構成:なみきたかし

<開催趣旨>ちっちゃな船だって夢をおいかけてどこまでも行ってみよう

かつては漫画映画と呼ばれていた日本のアニメーションは、映画が輸入されてまもない大正時代に生まれています。それから約90年、多くのクリエーターの努力の結果、今、世界中から熱い視線をあびる芸術分野に成長しました。それは、海外の作品に影響されつつも、高いストーリー性と動きの面白さを併せ持つという独自の発展を遂げてきました。そして、今なお私たちの心を捕らえて離さない魅力的な作品が次々と生み出されています。

本展ではアニメーションの原点といえる漫画映画の草創期から現代に至るまでの歴史をわかりやすくお見せします。手探りで技術を蓄積していった戦前の白黒短編作品の時代、戦後、映画の黄金期に呼応してカラー劇場用長編作品を成功させた東映動画(現東映アニメーション)・スタジオ、そして次々と傑作長編を生み出しているスタジオジブリの作品など、大きく三世代に分け、誕生から現代に至るまでの発展をたどります。それぞれの時代でエポックメイキングとなった作品の紹介と共に、その傑作を生み出したクリエーターである、政岡憲三、山本早苗、熊川正雄、村田安司、大工原章、もりやすじ、大塚康生、楠部大吉郎、ひこねのりお、小田部羊一、奥山玲子、宮崎駿、近藤喜文ら、アニメーターに特にスポットを当て、実際に彼らが描いた生の絵―原画・イメージボード―や秘蔵資料を系統立てて公開いたします。

作品映像そのものも、現存する最古の作品から最新作まで幅広くお見せします。文化遺産と呼べる貴重な資料と映像をあわせてご覧いただくことで、それぞれの作品のすばらしさ、そして漫画映画の美しさ・楽しさを再発見していただけるでしょう。

映画館でドキドキワクワクしたあの作品も、幻の傑作も、まだ見ぬ名作もここにあります。世紀を越えて発展し続ける漫画映画、その魅力を体感しましょう。

この星の上に 2011. 04. 13

製作 アニドウ・フィルム/オープロダクション

アニメーション=南家こうじ/監督=片渕須直 作品 1998年2月完成  35mm 14分

動画 OH!プロダクション
セルワーク エムアイ
撮影 スタジオコスモス
制作 日野れい子
編集 ジェイ・フィルム
効果 サウンド・リング
プロデューサー なみきたかし
英語字幕:森淳
製作協力 オープロダクション・共同テレビジョン
制作/著作 アニドウ・フィルム

(解説)
主に神奈川県立「地球市民かながわプラザ」での展示映像として制作を依頼された作品だが、プロデューサーなみきたかしにより、予算の倍額の経費をかけてアニドウの代表作とすべく製作されたアニメーション。したがって著作権は、アニドウ・フィルムが保有している。
「この世界の片隅に」の片渕須直氏の劇場用初監督作品でもある。
1998年完成。1月28日、新宿・安田生命ホールにて完成試写会開催。
35mm。14分。
(おはなし)
港町に住む多感な少女は、知り合いになった青年が旅立っていくことで広い世界への強い興味をおぼえる。海のむこうにはどんな世界がまっているのだろう?
ある日、青年がくれた手箱から年老いた精霊が登場し、少女の手を引いて不思議な空間の世界へ誘う。
そこは、南洋の漁師村であったり、山里の機織りの暮らし、疲れた都会の生活などなど数え切れない様々な命の営みがあった。そして、またある国は戦争のただ中に…….。幼い兄弟が苦しむ戦いに悲しむ少女だが、また別な国では若いカップルの幸せな
新生活に迷いを感じつつ、ほっとする。精霊はだんだんと若返り、最後に自分の生まれた森へと少女を案内し、若木となって少女と空へのびていく。
と、夢から覚めたように少女は自分の家にいる。しかし、テレビでみた戦争や身近にある機織り物を見たときに、けして夢ではなく現実にさまざまな問題を抱える世界があるのだと理解する。矛盾を覚えながら、元気に生きて行こうと歩き出す。
ブラジル・アニメーション・フェスティバル2001 2011. 04. 12

[完成2001] 撮影=菅沢悦子・なみきたかし (DV)時間=30min.演出=なみきたかし

7月後半、ブラジルのフェスティバルで開催されたアニマ・ムンディ(ポルトガル語で「世界のアニメーション」の意)の記録。リオデジャネイロとサンパウロの2ヶ所で開催されたこのフェスティバルにゲストとして招聘されたなみきたかしの活躍?を追う。子供たちが取り組むワークショップの数々が必見。アニドウの提供した「のらくろ伍長」などの古い白黒アニメーションや「セロ弾きのゴーシュ」「この星の上に」の上映模様や展示「日本のアニメーションの系譜」の観客、テレビ取材陣の様子も記録した。有名なキリスト像や路面電車のショットも挿入されている。《関係者にのみ配布》《非売品》