古川タク展7月に開催!ちらしPDFをアップしました
2011. 05. 31
古川タクさんの大展覧会「あそびココロ “1本の線から”」の開催が決まった。アニーション、イラストレーションなど多彩に展示され、ひさしぶりに、オブジェ「竜安寺石庭にて」(写真)もお目見えするという。
会期:2011年7月9日(土)~8月14日(日)(7/27休館)
会場:武蔵野市立吉祥寺美術館(コピス吉祥寺A館7階)開館時間10:00~19:30
入館料:100円(!!) 問い合わせ:Tel.0422-22-0385
古川タク展ちらし
【追記】facebookにくわしい情報をタクさんがアップしてくれています。
展示予定のイラストやアニメーションも見られます。
facebook_TAKUNBOX
カレル・ゼマン展 開催中
2011. 05. 30
2011年06月14日より7月24日まで東京・渋谷区立松濤美術館で「カレル・ゼマン展 トリック映画の前衛―チェコ・アニメ もうひとりの巨匠―」が開催中です。入館料は一般たった300円!見逃してはいけません。カタログも美しいので買いましょう。この展覧会は、刈谷美術館や昨年の広島国際アニメフェスティバル(一部)での巡回を経て、東京にやってきたものです。6月18日には長女・ルドミラ氏の来日講演も予定されています。
読売新聞に政岡憲三さん登場
2011. 05. 30
photo by Namiki
2011年5月29日の読売新聞朝刊の日曜版に政岡憲三さんの記事が大きく載りました。福田淳記者の記事で連載「異才列伝」の一部として執り上げられたもの。アニドウのなみき代表の他、片渕須直監督がコメントを寄せています。ご一読下さい。
DVD、関連商品のご注文はこちらからどうぞ
HUPOA(ハポア)ハンガリー、ポーランド アニメーションの世界
2011. 05. 21
欧州連合の創設記念日「ヨーロッパ・デー」を中心とする「日・EUフレンドシップウィーク」の企画として、一橋大学附属図書館では2005年以来、「日・EUフレンドシップウィーク展示」を開催してきた。7回目となる今年度の展示では、ハンガリーとポーランドのアニメーションを紹介する。
2011(平成23)年5月17日(火)~5月31日(火)土・日曜日は閉室します。ただし、28日(土)は、上映会にあわせて開室します。
場所 一橋大学附属図書館 公開展示室 (時計台棟1階)
入場時間 9:00~17:00 (入場無料)
モニター上映 5月17日(火)~ 20日(金)、23日(月)~ 28日(土)、30日(月)~ 31日(火) 各日 9:00~17:00
終日連続上映・入退場自由・入場無料場所 一橋大学附属図書館 公開展示室 (時計台棟1階)
スクリーン上映
2011(平成23)年5月24日(火) 13:30~15:00 ハンガリー特集
2011(平成23)年5月28日(土) 13:30~16:30 ポーランド特集
入退場自由・入場無料
場所 一橋大学附属図書館 研修セミナールーム (時計台棟1階)
詳細は下記へ。
http://www.lib.hit-u.ac.jp/pr/tenji/eu/2011/index.html
オープロ第4回アニメーション・セミナー開催
2011. 05. 19
5月21日(土) 開場午後6:30分 開講7時~9時終了予定 会場:あんさんぶる荻窪4F
講師=野田卓雄氏 テーマ「僕の関わってきた作画について」
「大空魔竜ガイキング」「幻魔大戦」「カムイの剣」などの作画監督であり、金田伊功氏の師匠であるベテランアニメーター、野田さん遂に登場!原則としてアニメーター・演出職に限ります。定員になるとお断りします。参加費:1,000円。
参加希望の方はメールでお申込み下さい。
「片山雅博追悼上映会」を10月に開催!
2011. 05. 17
去る2月に急逝した片山雅博氏を偲んで、「追悼上映会」を10月10日(予定)に開催。アニドウに残した弁士としての音源と古典作品(「赤垣根源蔵徳利の別れ」「シネカメラマンの復讐」)、彼の活躍する記録映像、彼の自主作品などで構成する貴重な会です。関係者のトークもあり。会場=杉並公会堂小ホール/会費:1,500円(予定/全席自由) 予約開始は8月より。
もりさんの創作絵本
2011. 05. 17
セル画の「名作絵本」に対して、創作絵本はそれぞれ異なる筆致が楽しめる個性的なものが多い。
久米みのる作の「へんしんバットのひみつ」(岩崎書店 1985年)では、黒猫が飛び降りる姿がコマ撮りの分解写真のように描かれていて、アニメーターならではの描写で楽しい。
先頃惜しくも亡くなられた岸田衿子さん作の「ハリエモンのくすりはおいしいか?~ハリネズミの名医さん大活躍」(徳間書店 1989年)は、薄い輪郭線に淡い色彩のついた淡白な味わい。連載時の白黒用の原画と同じ輪郭をコピーして着彩したカラー原画の二種類がある。アニドウの「もり画集」編集の時は、白黒も良いので、それぞれどちらを画集に採録するか絵によってずいぶん悩んだものです。
さて、今のところ、僕のもりさんの絵本ベスト1は「ふしぎなかばん」(馬場淑子作/講談社 1977年)です。
もりさんならではの可愛いウサギや熊や動物達が登場する物語ですが、この彩色が素晴らしくて、何度見てもあきることはありません。
原画そのものも大きく描かれているので、小さくならざるを得ない「画集」では、その魅力が伝わりませんでした。絵本そのものも絶版となっていて、今では入手しづらいもののひとつです。
そこで、アニドウでは初めての他社の出版物の復刊をしようと企画しました。
関係者の方々にご相談をしているところです。「ふしぎなかばん」の復刊にご期待ください。
もりさんの名作絵本
2011. 05. 14
ポプラ社「つるのおんがえし」
アニメーションの仕事の傍ら、もりさんはたくさんの絵本を出している。新しく創作されたの絵本もあるけれど、なんといっても世界の童話のものが多い。講談社、小学館、ポプラ社の大手三社からそろって出すという快挙だ。各世代の人々は、もりさんの絵を見ずに幼児時代を過ごせなかったことだろう。もりさんの名は知らない人も、この絵なら知っている、というはず。1970年代は講談社から「幼稚園百科」シリーズが出ている。「あかずきん」「みにくいあひるの子」「おむすびころりん」「ひこいちとんち話 」「グリム童話」「シンデレラ」「にんぎょひめ」「マッチうりのしょうじょ」「フランダースのいぬ」「ははをたずねて三千里」「あかいくつ」「おやゆびひめ」「オズのまほうつかい」「家なき子」などが出版された。1980年代になると講談社の「新幼稚園百科 」として、新しく「おおかみと七ひきのこやぎ」「マッチうりのしょうじょ」「つるのおんがえし」「おやゆびひめ」「みにくいあひるのこ」「おむすびころりん」「イソップどうわ2」「三びきのこぶた」「シンデレラ」を新作している。(多くは背景を背景美術監督の伊藤主計さんが制作している共作) 小学館からは、50年代から幼年雑誌や学習雑誌の多くにイラストを提供しているが、名作絵本としては、「いそっぷえほん」(1968年)、「オールカラー版世界の童話33アンデルセンの絵物語」(1960年)をはじめ「少年少女世界の名作童話グリム童話」(1961年)、小学館の絵本(B5版)シリーズ、「小学館の育児絵本」シリーズ、「小学館の保育絵本」シリーズ、「フォト絵本」シリーズなどなど数えきれない。ポプラ社ではオールカラー名作絵本の名で「おやゆびひめ」(1971年) 「シンデレラひめ (1972年) 「つるのおんがえし」(1972年) を出版している(背景は美術監督の浦田又治さん)。
これら名作絵本では、もりさんの絵はセル画に彩色され、背景もアニメーションの美術監督が共作しているので、アニメーションの場面写真そのもののように見える。幼児にも受け入れやすいスタイルであることは、数の多さからいってもあきらかだ。最近は絶版になっていることが多いようだが、復刊を強くのぞみたい。
DVD ティップ・トップ 世界のベストアニメーションVol.3
2011. 05. 12
アニドウが自信を持っておすすめする、世界のベスト・オブ・ザ・ベスト・アニメーション第3弾!オランダ生まれのアニメーション作家、ポール・ドリエッセンのウィットに富んだ70年代、80年代の作品を集めました。
- 1998年12月
- 53分
- 構成/解説:なみきたかし
※アニドウ・ウェブ・ショップでのお取り扱いはありません。
2)「卵の殺害」 |
3)「目玉焼き」 |
4)「生存競争」 |
7)「ティップ・トップ」 |
1)「レールの我が家」HOME ON THE RAILS
1981年/10分
老夫婦の平凡な家庭の暮らし。ただ、一つ違うのはその家が線路の上にあることだった! |
2)「卵の殺害」THE KILLING OF AN EGG
1977年/2.5o分
男が食べようとするゆで卵の中から聞こえてくる悲鳴。それを面白がって卵をつぶす男の上から不気味な音が聞こえてくる…アヌシー映画祭で話題を呼んだドリエッセン初期の傑作。 |
3)「目玉焼き」SUNNY SIDE UP
1985年/2.50分
一コマ漫画の最大のモチーフ、孤島物のアニメーション・バージョン。乾いた味のある美しい短編。 |
4)「生存競争」ELBOWING
1979年/6.33分
男達が隊列を組んでいる。男から隣の男へ何かの合図であるかのように、ひじてつを打ちそれが次々に伝わって行く。そんな無彩色の男達の中に一人だけカラフルな調子はずれの男がいて…一度見たら忘れることの出来ないポール・ドリエッセンの印象深い代表作。 |
5)「陸に海に空に」ON LAND, AT SEA AND IN THE AIR
1980年/10分
縦三画面に分割された空間でそれぞれの出来事が描かれるが、やがて相互に関連し合って行く。一回だけではとてもその表現を見極められない複雑な構成の作品だが、ひょうひょうとしたペーソス溢れる画風は絶妙の名人芸。 |
6)「オー・ワット・ア・ナイト」OH WHAT A KNIGHT
1982年/3.20分
悪漢とお姫様と騎士、こんなありふれた題材も彼のキャラクターで描くとトボけた傑作となる。ユラユラ、ブルブル震えているような主人公達のユーモラスな動きに注目。 |
7)「ティップ・トップ」TIP TOP
1984年/7分
机と椅子だけがある部屋。コントの舞台のような設定で描かれるシュールなギャグの数々。天井が地面か、地面が天井か?重力を無視した展開に、鶏の卵も上に落下する大騒ぎ。 |
8)「ダビデ」DAVID
1976年/9分
巨人と小人の故事を、ドリエッセン流に解釈した作品。
1977年のアヌシー映画祭の国際審査員特別賞を受賞。 |
アニメーションスタッフ支援のシンボルマーク
2011. 05. 12
アニメーションスタッフ支援のシンボルマークができました。デザインはオープロ出身のアニメーター北澤康幸氏。このマークは、アニメーションの現場に働く人への支援の気持ちを表すために制作しました。アニメーターだけでなく、演出家、彩色、撮影、脚本など制作に携わる方々全てへの気持ちを込めています。アニドウの活動にはもちろん使いますが、広くアニメーション界のみなさんに使ってもらいたいと思います。
使用にあたっての要点;使用は無料ですが、簡単な許可申請が案件ごとに必要です。(管理:アニドウ )anidoアットマークanido.comまで。利益を目的としない活動(上映会、セミナー、出版など)にご使用ください。このマークがあるからといって、アニドウが他の団体の主催事業に連帯責任を持つものではありません。また、その事業の内容をアニドウが保証するものでもありません。
絵本ツェルセルーシュカ
2011. 05. 11
アニメーション「ハンガリアン・フォークテイルズ」の中の同名の一編を監督自ら絵本化。
マリア・ホルヴァットのデザイン心あふれるイラストレーションが美しく、お話はかなり奇妙です。アニドウ初めての絵本出版です。
あらすじ:むかし、あるところに、ふたりの娘と一緒に男やもめが暮らしていました。隣には未亡人がいて、自分を奥さんにしてくれとしつこく言いよってくるのでした。ある日、気の毒な男はとうとう根負けして、隣の未亡人と結婚しました。ところが、何日もたたないうちに、この継母は娘たちにつらくあたるようになりました。娘たちを厄介者あつかいして、家から追い出すためになんでもしました。継母は夫に口やかましく言い続けました。 「ふたりを森へ連れていって、置いてきておしまい!死なせてしまうんだよ。」 さて……
文・絵 マリア・ホルヴァット 訳 菅沢悦子
A5判 32ページ
2007年6月初版発行
小学校中学年〜
※テキストはオリジナルアニメーション作品のセリフ(ハンガリー語)を英語訳し、さらに絵本に合わせて適宜日本語に訳しました。
(C)Kecskmétfilm
1985年のもり原画展
2011. 05. 10
1985年8月30日からアニドウ関連としては第一回目の「もりやすじ原画展」を新宿のギャラリータカノで開催しました。前年の1月に開催した「三国志百態人形展」のために探し出したギャラリーで、新宿高野第二ビルという名のごとく、高野フルーツパーラーの関連会社が経営している画廊。川本喜八郎さんの住まいの代々木から歩いて来られる新宿三丁目にあるので、川本さんはお気に入りだったけれど、画廊側も川本さんに使ってもらえてうれしかったと見えて、マネージメントしていたアニドウの株も上がっておりました。(なにしろ人形展は番組終了後初だったので1万人も来た) それでその余勢をかって、もりさんの企画をもちかけて(費用はアニドウ負担で)実現したのが、この「もりやすじ原画展」でありました。
もりさんは企画時から、照れてとても遠慮なさっていたのだが、それを説き伏せて強引に実現させた形。この時から「もりやすじ画集」を作ろうと企画していたので、そのきっかけになればと思ったことも動機のひとつでした。
前年に作った「三国志百態」という(それまでの)アニドウ最大の豪華本出版も実は、もり画集のための予行演習として編集してみたもの。 予定では、この年か翌年に完成するつもりで僕は意気込んでいたのではないでしょうか。それから完成まで8年もかかるとは誰も思わなかったことです。 展覧会自体は盛況で、各出版社の方、ファンの方、アニメーターはもちろん、本当に多数の人が来て頂き、もりさんもひさしぶりに会う知人と歓談されていました。 すばらしい原画に比べて、貧弱な額(世界堂で購入)だったり、宣伝が足らなかったり、アニドウは失礼なことも多かったのですが、もりさんと毎日一緒にいられることがうれしくて、己の不徳を知る事はなかったものです。
(写真は、不徳というより不遜な僕ともりさん、そしてもりさんの大先輩熊川正雄さん、手塚治虫さん。)
もりやすじ・くまさんTシャツ
2011. 05. 09
もぐらノート〜もりやすじ画集2〜・出版記念制作
2006年2月に発売された画集出版の記念に制作されました。
くまさんTシャツ(半袖)
くまさんTシャツ(長袖)