アニメーション研究家 望月信夫氏が逝去 2011. 12. 19

「世界アニメーション映画史」の著者である望月信夫氏が逝去されました。
アニメーション研究の第一人者である故人のご冥福を祈ります。まことに残念です。
葬儀は、下記の通り執り行われます。
通夜 12月19日(月) 18時より
はなぞの会館 清閑町(静岡市葵区清閑町6-4 電話054-266-4141)
葬儀 12月20日(火) 15時より
大正寺(静岡市駿河区大谷3660-1)
喪主 望月弥生
施主 望月 卓
献花・供物の用命は(株)はなぞの 054-252-2495まで
望月信夫:
1949年静岡市生まれ。日本ユニシス(株)のエンジニアを経て、国家公務員に。静岡大学付属図書館に長く勤務し、コンピュータの導入に辣腕をふるう。 1968年(昭和43年)には伴野孝司氏と共に、静岡アニメーション研究サークル“しあにむ”を結成。数々の上映会を開催する一方、アメリカ漫画映画、特にテックス・アヴェリーの作品を中心に研究する。月刊アニメージュ誌上に伴野氏と共著で「世界アニメーション映画史」を連載、後にアニドウより単行本として1986年に出版。アニドウ会誌FILM1/24やキネマ旬報などに執筆を続ける一方、アヴェリー本人から贈られたイラストを掲げてインターネット上でアニメーション・データベースのホームページを開設するなどいち早くコンピュータを活用し、研究を進めた。
アニメーションの他の趣味は映画一般、巨人戦応援、クラシック観賞。
2011年12月18日、病没。
絵本「ふしぎなかばん」復刻版完成! 2011. 12. 02

オリジナル版が昭和52年(1977)に出版された「ふしぎなかばん」は、もりやすじさんの円熟した造形、彩色が際立つ美しい絵本です。長らく絶版となっておりましたが、著者馬場淑子さんと講談社のご理解を得てアニドウより復刻版が完成します。
休眠しているはずのアニドウで現在、編集が続けられており、12月2日に納品される予定です。旧版では裁ち落としで絵が若干削られていることがありましたが、今回はその部分を復元するようにレイアウトを変更しました。また、広く世界中の人に読んで頂こうと英語テキストを付記しました。英語への翻訳はもりさんのご子息森淳さんにお願いしました。

ぜひみなさんにお買い求め頂きたいと思います。

12/7追記 無事に完成しました!
●好評販売中です!お求めは Anido Web Shop からどうぞ。絵本専門店にも置いてもらえるように営業します。

アニメーター荒木伸吾さん逝去 2011. 12. 01

「聖闘士星矢」「キューティーハニー」「バビル2世」「惑星ロボ ダンガードA」など多くの作品のキャラクターデザインや作画監督を担当したアニメーター、荒木伸吾さんが12月1日急性循環不全のため逝去、72歳。オープロダクションの故・小松原一男さんと共にテレビアニメーション業界の中心的存在として活躍されました。ご冥福をお祈りいたします。(写真は2000年の小松原一男追悼イベントにて。左は小松原夫人)