「大塚康生・南正時 機関車少年だったころ」出発進行!! 2012. 09. 23

GalerieGauche ギャラリィ・ゴーシュ 第6回企画展示

大塚康生・南正時 機関車少年だったころ

Photo:川口義仁

2012年10月12日(金)~10月31日(水)
11時開廊~18時閉廊 定休日=木曜日 入場無料

ギャラリィ・ゴーシュ 電話03-3393-3449
167-0051 杉並区荻窪5-10-22美好屋ビル2F
JR中央線総武線、丸ノ内線「荻窪」駅下車、南口徒歩5分

企画・主催 日本アニメーション文化財団 協力:アニドウ

「ルパン三世」を創った伝説のアニメーター大塚康生は、鉄道写真家の巨匠も誕生させていた!
40年前の出会いが、ここに初めてのコラボとして結実し、蒸気機関車の魅力がギャラリーでばく進する!!

<告知>
10月13日(土)大塚康生・南正時 両氏のトークショー:盛況のうちに終了しました。

大塚康生 (おおつか やすお)

アニメーター、作画監督、日本アニメーション協会名誉会員
昭和6(1931)年島根県鹿足郡津和野町で生まれる。昭和26(51)年、漫画家を目指して上京。厚生省・麻薬取締官事務所勤務を経て、昭和32年日動の門を叩き、東映動画発足と共にアニメーションの世界に入る。以降「白蛇伝」「少年猿飛佐助」など初期の長編作品にメインスタッフとして活躍し、「太陽の王子ホルスの大冒険」(68)で初めて作画監督を担当し、監督に高畑勳を推挙する。東映動画退社後はAプロダクションに移籍し、TVシリーズ「ルパン三世」作画監督として、キャラクターとスタイルを設定した。その後日本アニメーションで「未来少年コナン」の作画監督をつとめた後、テレコム・アニメーションフィルムの作画監督をつとめるなど、各社で数々の名作を手がけた。現在はテレコム・アニメーションフィルムなどで後進の指導にあたっている。代表作は「わんぱく王子の大蛇退治」(63)「長靴をはいた猫(1969年)」(68)「パンダコパンダ」(72)「侍ジャイアンツ」(73)「ルパン三世カリオストロの城」(79)「じゃりン子チエ」(81)など。著書に「作画汗まみれ」(82)「大塚康生のおもちゃ箱」(96)「リトル・ニモの野望」(2004)等多数。

南正時 (みなみ まさとき)

鉄道写真家、旅行ライター
昭和21(1946)年、福井県越前市(旧武生市)出身。昭和42(67)年、アニメーションを自主制作したことが話題になり、名古屋を中心にサークル「東海アニメーションサークル」(TAC)を結成。上京後はAプロダクション(後のシンエイ動画)に入社し、制作担当となる。同社の中心的なアニメーター大塚康生の蒸気機関車のスケッチや写真に感激し、以後本格的に蒸気機関車の撮影旅行に出かける。「ルパン三世」制作時に双葉社の「漫画アクション」に蒸気機関車の写真を連載し好評を得たことでフリーの写真家として独立。以後「鉄道ジャーナル」など各社の雑誌に国内外の鉄道写真やルポを発
表し続けている。一方、アニメーションの研究家としても知られ日本アニメーション協会会員でもある。
著書としてケイブンシャの大百科シリーズ「機関車・電車大百科」「南正時のRailways」(クラッセ)「寅さんが愛した汽車旅」「撮り鉄/入門中高年・初心者のための撮影術」(講談社)「明治・大正・昭和懐かしの鉄道遺産を旅する」(実業之日本社)など多数。

「小松原一男・宇宙の海はおれの海!」展、終了 2012. 09. 21

終了しました。

「タイガーマスク」「デビルマン」「UFOロボグレンダイザー」「銀河鉄道999」「風の谷のナウシカ」「メトロポリス」……巨匠たちが夢を託した男の軌跡。天才アニメーターの追悼展を開催!!

GalerieGauche ギャラリィ・ゴーシュ 第5回企画展示
小松原一男・宇宙の海はおれの海! 展 2012年9月21日(金)~10月10日(水)
★13時開廊~18時閉廊 定休日=木曜日 入場無料 ★本展のみ、午後からの開廊とさせてただきます。

ギャラリィ・ゴーシュ 電話03-3393-3449
167-0051 杉並区荻窪5-10-22美好屋ビル2F
JR中央線総武線、丸ノ内線「荻窪」駅下車、南口徒歩5分

企画・主催 日本アニメーション文化財団 協力:アニドウ

小松原一男略歴
1943年12月横浜市生まれ。1964年に東映動画が設立した動画養成所へ入り、「狼少年ケン」「宇宙パトロール・ホッパ」などの作画に加わる。ハテナプロ等を経て、1970年友人たちとオープロダクションを設立する。1969年の「タイガーマスク」から作画監督となり、永井豪原作の「デビルマン」など主に東映動画の作品で精新なタッチのアニメーションを発表。その高い技術は、フランスで大ヒットした「UFOロボグレンダイザー」等のロボットアニメ、「銀河鉄道999」などの松本零士原作アニメから宮崎駿の「風の谷のナウシカ」、りんたろうの「メトロポリス」まで、日本映画史を飾る多彩な作品をヒットに導いた原動力となった。また自らのプロダクションの自主制作として「セロ弾きのゴーシュ」(高畑勲監督)を生み出した。その教えを受けた者の多くは現在、作画監督、アニメーターとして広くアニメ業界で活躍している。平成12年3月24日病没。享年56才。オープロダクション専務取締役。

小田部羊一さん、なみき代表がイタリアへ出張しました 2012. 09. 18

来る9月24日より、イタリア、フィレンツェのアニメーション・スクールNEMOLANDへ出張授業へ出かけました。本命は小田部羊一さんですが、アニドウのなみきたかし代表も同行しました。
その模様を記録するために、記録班NEKOカメラマンも同行し、詳細なビデオ映像を撮影しました。レポートをお楽しみに。

「私たちのふるさとのために〜一粒のちから」コンサート終了 2012. 09. 17

ANIDO Music on Animation Vol.8
日時=2012年9月21日(金) 開演19:00 (開場18:30)
会場=杉並公会堂小ホール
入場料=(前売)3,000円(当日)3,500円 全自由席 

予約フォーム http://anido.com/form/app20120921.html

2007年に大好評だったコンサートのアンコール公演。好評のうちに終了しました。
今回は「私たちのふるさとのために」と題して、ユニット”一粒のちから”が、東北の復興を願って贈る演奏会として、新しいアレンジで民謡を演奏しました。
もちろん美鵬成る駒さんには前回と同じく「おこんじょうるり」を唄ってもらったのです。

演奏曲目
福島県民謡「相馬二遍返し」
宮城県民謡「十三浜甚句」
岩手県民謡「釜石浜唄」
茨城県民謡「網のし唄」
「木曽節」
「おこんじょうるり」
「すて猫トラちゃん〜子守唄」
「十勝馬唄」
「九十九里大漁木遣り唄」
青森県民謡「南部餅つき唄」

アンコール:
「大漁唄い込み」

出演:唄・太鼓   美鵬成る駒
尺八・篠笛  佐藤錦水

piano     中村力哉

出演者よりのメッセージ:
一粒のちからプロジェクトは鎮魂と復興を願う想いに寄り添えればと、東北地方の民謡にピアノで和声を付けています。現在、4曲をYouTubeで公開しています。
日本の民謡はもともと和声(という概念)を持たない音楽ですが、そこにピアノによるハーモニーを加え、受け継いできた伝統を大切­にしながら、新たな解釈とともにアレンジ・演奏しました。 日々の暮らしや労働の中から生まれ育まれてきた唄は、その地の氏神のような存在ではないでしょうか。 2011年3月11日・・この震災を経た私たち一人一人の故郷への想いに、この音楽が少しでも寄り添うことができたなら幸いです­。

推薦文:

金りん銀りんきららかに
日輪どのの出でたるや……

人形映画『おこんじょうるり』のじょうるりはすごい。ほとんど奇蹟だ。我々観客に、おこんのじょうるりがいかにすばらしかったかを、直接信じさせてくれる。いや実際、そのままで、ほんとうに霊験あらたかなのだ。聞いているうちに、まさに「胸のうちよりとうとうと、力満ちゆき、あふる」る心地がする。嬉しくなる。心が晴れる。肩こりがひく。ぼくは映画から離れてもう何度も何度も聞いてきた。人にも聞かせたい。老人にではない。老若男女みんなにだ。スタジオに休憩時間を作り、社内放送で流したいくらいだ。
作詞も作曲も演奏もみんなすばらしい。そしてむろん、曽我マミさんの唄がこの上なくすばらしい。
五年ほど前、そのマミさんが、美鵬成る駒となって杉並公会堂に登場した。なんとも声がいい。もちろんおこんのじょうるりも歌ってくれたが、それだけじゃない。みんなよかった。満足度の高い、ほんとにすてきな公演だった。それがまた聞けるという。こんなに喜ばしいことはない。ぜひ駆けつけたい。そして「いのちはぐくむ滋養の矢」を身に受けて、日頃の心身のコリをほぐしてもらうつもりだ。

高畑 勲

演出家、廣川集一さんが逝去 2012. 09. 02

テレビアニメーションの初期から演出家として活躍した廣川集一(広川和之)さんが逝去とのことが昨日判明した。8月10日すぎに自宅で亡くなっていたと伝えられているが、詳しくは不明 (日時、原因など未確認です)。享年57。
8月4日には、僕(なみき)と二人で阿佐ヶ谷の飲み屋で長時間痛飲したばかりなので、信じられない気持ちです。
アニドウの関連団体「日本アニメーション文化財団」の設立パーティに参加され、運動に協力して頂く事になっていましたが、それも叶わぬこととなりました。プライベートなことも合わせて、おおいに助言頂き深く感謝しています。
ご冥福をお祈りします。金田とあちらで楽しく騒いでください。
(写真撮影:南正時)

三夜連続上映会9月15、16、17日終了しました。 2012. 09. 01


バラエティにとんだイベントを杉並公会堂小ホールで開催しました。

開場=18:30 開映 19:00
会場=杉並公会堂小ホール
会費=1,000円

●9月15日(土)
「ノルシュテイン・ドキュメンタリー」

いまや著名なノルシュテイン監督ですが、まだ(日本では)無名の1980年代からアニドウは上映や販売配給、レーザーディスク、会誌FILM1/24の特集などで彼の作品を宣伝してきました。そんな歩みを振り返りつつ、新作の素晴らしいドキュメンタリーをご覧いただきました。(原語版/訳なし)

予約フォーム http://anido.com/form/app20120915.html

●9月16日(日)
「アニドウ代表の漫画映画的人生2」
ゲスト=唐沢俊一
前回好評(と思い込んでいる)だったので、再度唐沢センセを迎えてお話の続きをしようと企画しました。

予約フォーム http://anido.com/form/app20120916.html

●9月17日(祝)
「ありがとう村田氏、小松ちゃん!!〜オープロダクションの青春」

本年はオープロダクション前社長村田耕一が鬼籍に入ってより七回忌にあたると同時に2000年に逝去した設立者小松原一男の十三回忌にもあたります。
今でも懐かしく身近に感じる二人を映像と作品とトークでを偲んだ企画でした。

予約フォーム http://anido.com/form/app20120917.html