「大塚康生・南正時 機関車少年だったころ」出発進行!!
GalerieGauche ギャラリィ・ゴーシュ 第6回企画展示
大塚康生・南正時 機関車少年だったころ
Photo:川口義仁
2012年10月12日(金)~10月31日(水)
11時開廊~18時閉廊 定休日=木曜日 入場無料
ギャラリィ・ゴーシュ 電話03-3393-3449
167-0051 杉並区荻窪5-10-22美好屋ビル2F
JR中央線総武線、丸ノ内線「荻窪」駅下車、南口徒歩5分
企画・主催 日本アニメーション文化財団 協力:アニドウ
「ルパン三世」を創った伝説のアニメーター大塚康生は、鉄道写真家の巨匠も誕生させていた!
40年前の出会いが、ここに初めてのコラボとして結実し、蒸気機関車の魅力がギャラリーでばく進する!!
<告知>
10月13日(土)大塚康生・南正時 両氏のトークショー:盛況のうちに終了しました。
大塚康生 (おおつか やすお)
アニメーター、作画監督、日本アニメーション協会名誉会員
昭和6(1931)年島根県鹿足郡津和野町で生まれる。昭和26(51)年、漫画家を目指して上京。厚生省・麻薬取締官事務所勤務を経て、昭和32年日動の門を叩き、東映動画発足と共にアニメーションの世界に入る。以降「白蛇伝」「少年猿飛佐助」など初期の長編作品にメインスタッフとして活躍し、「太陽の王子ホルスの大冒険」(68)で初めて作画監督を担当し、監督に高畑勳を推挙する。東映動画退社後はAプロダクションに移籍し、TVシリーズ「ルパン三世」作画監督として、キャラクターとスタイルを設定した。その後日本アニメーションで「未来少年コナン」の作画監督をつとめた後、テレコム・アニメーションフィルムの作画監督をつとめるなど、各社で数々の名作を手がけた。現在はテレコム・アニメーションフィルムなどで後進の指導にあたっている。代表作は「わんぱく王子の大蛇退治」(63)「長靴をはいた猫(1969年)」(68)「パンダコパンダ」(72)「侍ジャイアンツ」(73)「ルパン三世カリオストロの城」(79)「じゃりン子チエ」(81)など。著書に「作画汗まみれ」(82)「大塚康生のおもちゃ箱」(96)「リトル・ニモの野望」(2004)等多数。
南正時 (みなみ まさとき)
鉄道写真家、旅行ライター
昭和21(1946)年、福井県越前市(旧武生市)出身。昭和42(67)年、アニメーションを自主制作したことが話題になり、名古屋を中心にサークル「東海アニメーションサークル」(TAC)を結成。上京後はAプロダクション(後のシンエイ動画)に入社し、制作担当となる。同社の中心的なアニメーター大塚康生の蒸気機関車のスケッチや写真に感激し、以後本格的に蒸気機関車の撮影旅行に出かける。「ルパン三世」制作時に双葉社の「漫画アクション」に蒸気機関車の写真を連載し好評を得たことでフリーの写真家として独立。以後「鉄道ジャーナル」など各社の雑誌に国内外の鉄道写真やルポを発
表し続けている。一方、アニメーションの研究家としても知られ日本アニメーション協会会員でもある。
著書としてケイブンシャの大百科シリーズ「機関車・電車大百科」「南正時のRailways」(クラッセ)「寅さんが愛した汽車旅」「撮り鉄/入門中高年・初心者のための撮影術」(講談社)「明治・大正・昭和懐かしの鉄道遺産を旅する」(実業之日本社)など多数。