ポヤール監督、逝去
チェコの巨人ブジェチスラフ・ポヤール氏(Břetislav Pojar)が、さる10月12日に逝去。89歳、トルンカを支えた優秀なアニメーターとして、また監督として多数の傑作を残したこの偉人のご冥福を祈ります。
最近はポヤルという表記もあるらしいですが、ポヤール氏は、1985年の第一回広島国際アニメーションフェスティバルの審査員として来日されたほか、アニドウでも1988年に「TOKYO88」というフェスティバルのゲストとしてお招きしました。
いくつかの海外の映画祭でも、お会いする機会があり、時には強く励ましの言葉を頂くこともありました。アニドウでは、彼がアニメーターとして熟練の技を見せたネクラン王のエピソードを含む「チェコの古代伝説」の配給をしたり、「ライオンと唄」を含むDVDを出したり、常にポヤール監督の作品を念頭において活動してきたのです。彼についてのぶ厚い本を企画していたところでした。まことに残念です。