計画の概要
本計画は2012年5月に設立された「一般財団法人日本アニメーション文化財団」の事業に統合されます。このページの情報も順次、財団のホームページに移管されます。したがって記述の内容は、新しいページのものに改訂されます。
このミュージアムは、先人達の遺産を保存することも重要ですが、それだけでなく日本におけるアニメーション芸術交流を促進し、振興を図る中核となることを目指したいと思います。ここには世界中のアニメーションに関する情報が集まり、それらを活用していくことが出来るでしょう。都(市)民や国内外からの来訪者をはじめ、活動を行う個人、団体、企業などが交流し、鑑賞したり創作を行う場所にしたいのです。誰に対しても開かれた施設として広く認知され、利用されることが大切です。こうした機能を実現するためには、専門スタッフの充実や、活動を支えるアニメーター、アニメーション・ファンの組織化、企画機能を強化するための人や施設のネットワーク化の推進など、基盤となるソフト面での充実が不可欠なことはいうまでもありません。
この「ミュージアム」が拠点として機能するためには、次のような機能を重視していきます。
●アニメーション創作スタジオ
レクチュアやワークショップ、企画の立案・制作機会の提供など、多彩な支援を行います。実際の制作を通してプロデューサーや技術者など人材の育成も欠かせません。
●アニメーション情報センター
作品はもちろんイベント・芸術家・施設などあらゆる世界のアニメーションの情報を収集し、提供するとともに、価値ある情報を発信していくことによってアニメーション文化の活性化を図ります。
●アニメーション交流フォーラム
国内外の作家・製作関係者との交流をより活発にする必要があります。ここでは日本への来訪を希望する製作関係者を・研究者を受け入れ、滞在・制作・発表など一連の活動を支援します。
●エンタテインメント・スポット
専門家でなくてもアニメーションの魅力に触れられる楽しいスポットとして、子供達や若者に何度でも利用してもらえるよう快適で楽しい空間を演出します。
(想定される主な事業)
・作品の発表/鑑賞機会の提供、
(シネマテーク、フェスティバルの開催)
・若手クリエーターの制作活動の支援
・製作・研究活動を支える人材の育成
・情報の収集、保存、提供、発信(出版)
・製作・研究活動の企画、調整、相談
・文芸・美術・音楽・演劇など異分野間の交流
・国内外の作家・アニメーション関係者の交流