設立への流れ
本計画は2012年5月に設立された「一般財団法人日本アニメーション文化財団」の事業に統合されます。このページの情報も順次、財団のホームページに移管されます。したがって記述の内容は、新しいページのものに改訂されます。
基本計画の決定
このパンフレットの構想はあくまでも最初のプランです。これをたたき台として、広く意見を取り入れて行きます。ただ、合議制によるものではなく最終的には個性的な建物になるように独断も有効なのではないでしょうか。格式をもった展示と遊び心、制作者に有益なスタジオと広く一般に開かれたスペース、この微妙なバランスを保って活き活きとしたミュージアムにしたいものです。
NPO–設立準備委員会の組織
収集と基金の募集をおこなうために、実行委員会を中心としたNPO「設立委員会」(仮称)を組織します。アニメーター、演出家、有識者からなる委員会で具体的な設立準備が進められ、資金調達・や人的資源、コレクションなどのリサーチを行います。開館後は財団法人化して運営に当ることになります。NPOは、Non-Profit Organizationの略で、非営利組織という意味です。
建設場所検討・決定
設立候補地としては第一希望として東京23区内(中央区・杉並区を中心に)の交通至便な場所を望んでいます。このため関係各方面に働きかけ、建設地の提供を申し込む予定です。
第二案として、さいたま市の現アニドウ・フィルム所在地を候補地として提案し、地権者並木久子氏のご理解を得ています。(市の進めている田島-大牧線の拡幅工事により基礎計画は拡張します。)
建築設計
基本構想策定を受けて、公募または自薦他薦により建築家を委員会が決定します。個性を持った外観と使いやすい内部構造をもつ斬新な建物が求められます。また上部にはゲストハウスも備えるために、生活空間としてのうるおいも重要な要素です。
展示設計
ミュージアムでもっとも大事な展示空間の設計は利用者のための動線や鑑賞のしやすさに配慮することはもちろんですが、国際的な協力展に備えて自由度の高いスペースが求められるでしょう。一方、常設スペースでは内容を表現した個性的なものが望まれます。カフェ、図書室などもそれ自体展示品としての格調を持ったものにしたいものです。
発足・開館
2010年の完成を目指しています。開館後は理事会によって運営されますが、なによりも収入源の確保が求められます。考えられる収入は、1.利用者収入、2.公的助成金、3.民間の助成金などですが、関係者の著作権無償提供などを活用した
常に先進的な企画展を催し、成長するミュージアムとして運営されなければなりません。