「飯田馬之介 Information」さんへ
2013. 08. 01
[はじめに]
飯田馬之介=本名飯田勉くんは、僕の愛すべき後輩で、2010年11月に惜しくも亡くなりました。1979年にはアニドウの上映会を手伝っているので、30年の付き合いがあったことになります。
5月の彼の故郷での友人たちとの出会いから、故人を偲ぶイベントが企画され必要な経費をそれぞれが自腹で行うことになりました。故人の喜ぶ顔が浮かびました。
ところが、Twitterなどネットで「飯田馬之介 Information」という人が、今回のプログラムについて、理解不足から間違った事を書き、アニドウ、オープロ掲示板や僕の日記のコメント欄に重ねて削除訂正を書いています。
言っていることはあきらかに間違っているので、反論していませんでしたが、実際の上映会の関係者に迷惑のかかる妨害行為になる気配が出てきたので、簡単に抗弁しておきます。 なみき
飯田馬之介でも遺族でもない「飯田馬之介 Information」さんへ。
> 飯田馬之介サイドは全く関知しておりません。
本年5月にご遺族代表、実母の飯田Cさんに許諾を得て始めたことです。たった一人の血縁のご遺族ですので、実のお母様をまず遺族代表と僕は認識しています。
> 契約不履行のため
遺骨は魂の宿るものです。やったり、とったりするものではありません。物ではないのです。
> 動画机の棚上に積み置きしたまま
オープロで神棚として安置してある、前社長村田耕一の愛用した机です。
前社長の遺骨の一部もあります。2010年の創立記念パーティの時に展示され、飯田くんがしみじみ見ている写真をご覧ください。この机は神聖なものなのです。(これでも)
> 遺族に無断で遺骨を抜き取り酒瓶に入れて飾る
遺族に無断で遺骨をいただいたことはありません。ぬきとった?とは泥棒と言っているわけでしょうか?村田氏の遺族はご存知です。酒瓶といっても、ハンガリーの民族模様の美しい陶器なんですが。
> 名前の使用、写真の使用、映像の使用など、一部団体には一切許可しておりません。
あなたが、S未亡人でないなら、あなた個人になんの権利もありません。
> 葬儀社による撮影以外は許可されておりません
NHKを含め、僕が許可をしました。そんな雑務を決める権限が葬儀を取り仕切った僕にはありました。NHKは当時、宮崎駿さんに密着して番組を制作していました。また、角川書店にも積極的に撮影をお願いしました。ガンダムエースでの追悼記事のためです。いずれも弔辞をお願いしている大事な弔問者です。どうして、断る必要がありましょうか。
> 現在弁護士を通し中止要請を行っております。
弁護士だけでなく要請が乱発されているようです。これでは弁護士が代理人とは認知できません。
弁護士費用があるなら、お墓か納骨堂の費用にあてるべきではありませんか。
> 上映に関する権利を有する会社
B社からは正式な上映許可がおりています。契約書面を交わしました。話し合いの結果「追悼」の看板を降ろしました。上映会場、観客に危害が加わってはならない、との配慮です。そして大事なことは彼の故郷で彼の作品を上映することです。さらに友人たちと彼の話をすることです。僕はタイトルにはこだわりません。
> 弁護士からの前回・今回書面を無視し
前回の書面には、はっきり返答しました。2回目の書面は他人のURLを僕に消せ、という見当違いな要求でした。
8月3日には浦河へいき、上映し、ゲストとして話をしてきます。
最近になり、あなた方の雇った人が劇場で間違った事を流布して広報を妨害していると聞きました。
また、故人の小中高を通じた親友が広報しようとしたら、電話で「許可しない」と言い張られたといいます。
せっかく浦河のみなさんが飯田監督を偲んで讃えようという善意をあなたは踏みにじっています。
本当に残念です。
このまま、虚偽を言い立てて上映を妨害する行為を続けますと、こちらも法的な手段を考えざるを得なくなります。大黒座や地元の関係者、実のお母さんなどに圧力をかけて、不快な思いをさせないで頂きたいと思います。
勉くんのお兄さんも昨年亡くなられました。本当の遺族に敬意を持ってください。
また「飯田馬之介 Information」という怪しいハンドルネームに隠れて他人を誹謗するのは、故人の名誉に傷がつきます。
ネットで言い争いしても誰も良い気持ちになりませんし、興味本位の第三者が喜ぶだけです。なによりも飯田くんが悲しみます。だから僕はもう反論しません。
どうしても納得されないのであれば、本格的な裁判に訴えるのが良いでしょう。
どうもご存知ないようなので今度、飯田くんと僕の親交についてのコラムをホームページで書きます。そして今回の妨害行為が次のイベント「飯田くんを語る会」を開催したいという気持ちにさせてくれました。秋か来年にでも東京で行いましょう。
飯田くんを大事に思う気持ちをお互いが持っていることを解っているだけに、こうした言い争いは不毛です。それぞれ良い形で飯田くんの業績を伝えて行こうと思いませんか、I.Mさん?
2013.7.30 なみきたかし